抽象度を上げるー宇宙を見る
抽象度を上げることは、コーチングにおいてとても大切です。
では、抽象度とは何かというと、視野の広さや視点の高さのことです。
抽象度が高いほど、俯瞰しているということになります。
抽象の反意語は具体なので、抽象度が上がるほど具体性はなくなっていきます。
抽象度を上げたり下げたりできることは、物事の見方として大切です。
一匹の犬を例に挙げます。
目の前にいる犬が「山田さんちにいる柴犬のポチ」だとします。
「山田さんちにいる柴犬のポチ」は具体的で抽象度は低いです。
ここから順に抽象度を上げていくと、「山田さんちにいる柴犬のポチ」→「柴犬のポチ」(世界中にいるポチという名前の柴犬をすべて含みます)→「柴犬」(全世界の柴犬を含みます)→「犬」→「哺乳類」→「動物」→「生物」...という具合です。
抽象度を変える練習は目の前にあるものでできるので、ぜひやってみてください。
では、今回の本題ですが、さあ宇宙を見ましょう!ということで、素敵な動画があります。
『The Known Universe by AMNH』という動画で、ご存知の方がいらっしゃるかもしれません。
地球上でもっとも標高の高いヒマラヤから始まります。
たった6分30秒で、地球上からスタートし、現時点で地球上において分かっている宇宙の全体像まで見て、地球に戻ってきます。
みなさんはこれを見て、どのように感じられたでしょうか。
わたしの拙い説明よりも、薄い本で良いので、宇宙の構造にふれている物理学の本を読まれることを勧めます。
この動画の意味がとてもよく分かると思います。
参考)American Museum of Natural Historyのサイト
ゴールを感じたら更新
他のコーチの方々もおっしゃっているかもしれませんが、大切なことなのでわたしも書こうと思います。
「ゴールを感じたら(ゴールを)更新」してください。
順に説明しますね。
コーチングではゴール設定をします。
ゴールというのは、人生をかけて達成したい目標、とも言えます。
「ゴールがわからない」と、焦る必要は全くありません。
人生をかけるわけですから、十分に時間をかけて、自分に問い続けることになるかと思います。
ゴール設定こそが十分に時間をかけるべきところ、とも言えます。
また、ゴールは必ずしも言葉にする必要はなく、なんとなく感じられるイメージでも良いです。
“言葉にしないのに、どうやってゴールに近づくの?”
という疑問がわくかもしれません。
どうやってゴールに近づくかというと、“ゴールを達成している自分”に強い臨場感を感じるようにします。
ゴール側の自分のコンフォートゾーンを強く感じるということですね。
ゴール側のコンフォートゾーンを言葉にして、アファメーションを作成することが多いかなと思います。
ゴールは、必ずしも言葉にしてもしなくても良い。
みなさんそれぞれに合った方法で良いです。
そしてここからが大切ですが、コーチングを受けているかセルフコーチングをしていると、「ゴールが近づいたな」と感じる瞬間が必ず来ます。
「ゴールが近づいたな」と感じたら、早めにゴールの更新をしてください。
ゴールの更新とは、今のゴールのさらに向こう側に、新しいゴールを設定することです。
「ゴールを感じたら更新」であって、ゴールを達成したら更新、ではありません。
過去のゴールをいつの間にか達成していることは起こりえますが、「今」設定しているゴールを「今」達成することはない、とも言えます。
なんだか、言葉の綾のようですが、面白いですよね。
そして、伊勢という場所②
伊勢では、伊勢神宮の参拝の際に、おかげ横丁を通りました。
今回わたしたちは初めての伊勢だったのですが、おかげ横丁はとても素敵な所です。
宮崎駿監督の映画に出てきそうな、温かくてワクワクする雰囲気の場所でした。
いろいろな魂を感じるといいますか、場所の雰囲気が“本物”の感じがします。
(わたしがいま住んでいる東京は、“本物”の感じがする場所と、“フェイク”の感じがする場所が混在しています。)
おかげ横丁には赤福本店があります。
そちらで、作りたての赤福をいただきました。
作りたての赤福はとても美味しくて、4人で「美味しいね」と食べ始めた瞬間に、1人が不意に立ち上がりました。
「どうしたんだろうね」と話していたところ、作りたての赤福を追加で注文してきてくれました。
作りたての赤福を、贅沢にたくさんいただきました。
追加注文してくれた親友の瞬発力はいつも凄くて、びっくりするほど的確な判断力と瞬発力をよく見せてくれます。
「ゴール設定したときに、ゴールをロックオンできたときの動きだなぁ」と、見ていて感じます。
ゴール設定をしたら、それに関係のないことはスコトーマ(盲点)に入るので、あとはゴールへ向かうのみになります。
内宮を参拝した日はとても寒い日でしたが、作りたての赤福をたくさんいただいて、心も温かくなりました。
そして、伊勢という場所
親友3人の旅に同行させてもらった話の続きです。
わたしたちは、高野山に続いて、伊勢神宮に行きました。
『「お伊勢さん」「大神宮さん」と親しく呼ばれる伊勢神宮は、正式には「神宮」といいます。
神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神として崇敬を集める天照大御神をお祀りする内宮(皇大神宮)と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神をお祀りする外宮(豊受大神宮)を始め、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。これら125の宮社全てをふくめて神宮といいます。』
(伊勢神宮ホームページより)
伊勢に着いた日に外宮にお参りし、翌日に内宮にお参りしました。
上の写真が外宮で、こちらが内宮です。
平日にも関わらず、多くの方が参拝にいらっしゃっていました。
わたしが外宮と内宮で感じたエネルギーについて書くまでもないのですが、頭からつま先まで、エネルギーが体の内部を勢い良く通るような感覚でした。
その場にいるだけで自然と浄化されるのかなと思います。
高野山や伊勢神宮のことを思い出だすと、この世界には文字に落とし込めないものがたくさんあるなぁ、と感じます。
わたしたちは言葉にできないことだらけの中で、ツールとして言葉を用いています。
改めて、言葉はとても大切だと思います。
コーチングでは言葉をとても大切にします。
言葉で表現できないことを体感としてたくさん感じて、改めて言葉の重要性を認識する。
コーチングを学んでいくとそのように感じることが増えるのではないかな、と思います。
高野山で空海を感じる
思い返すと、この1か月間様々なことが起きました。
わたしにとって、コンフォートゾーンがずれていくとき、嵐のように感じる時があります。
嵐のような時期が、まだ続いています。
たとえ嵐でも慣れるもので、わたしは、嵐がやんでもやまなくても、どちらでも良いかなと感じています。
2月末から3月初旬、親友3人の旅に、途中からお供させていただいておりました。
大切な親友です。
言葉での表現に限界があるのですが、わたし含め4人それぞれが大きな変化を伴う旅に、一緒にいることができたことに感謝しています。
4人で和歌山県の高野山に行きました。
着いたのは夕方近くて、雪が残っていてとても寒かったです。
高野山は、空海がいらっしゃる場所ですね。
実際に強い“エネルギー”が感じられる場所です。
そこで感じた感覚としては、わたしにとっては空海が亡くなっているようには感じず、時空を超えて空海がそこにいらっしゃるように感じました。
奥の院では、空海がなんだかせわしなく忙しそうにされているようでした。
わたしたちが物理的空間で生きている以上、時間は存在するのですが、時空を超えた何かを感じることがあります。
時空を超えた何かを感じることができると、良い意味で、あまり時間に縛られなくなります。
時間だけに限らず、自分を縛るものが、少なくなるような感じがします。
自分を縛るもの、つまり“限界”を作っているのは、実は自分のマインドで、その限界はただの幻想です。
幻想だということを知っておくのと知らずに生きるのとでは、人生の楽しさが違ってくるように思います。
実はわたしたちは、自分で考えている以上に、何でもできるし何処へでも行くことができます。
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