術中覚醒
今日の麻酔勤務中に、術中覚醒の話が出ました。
術中覚醒というのは、全身麻酔の手術中に患者が起きている事象を指します。
トレーニングされた麻酔科医が担当していれば通常起きませんし、麻酔科医にとっても術中覚醒は絶対に起こしたくない事象です。
術中覚醒では、患者は起きているので、音はクリアに聞こえます。
鎮痛がきちんと出来ていれば、痛みは感じませんし、鎮痛が不十分であれば痛みを感じます。
筋弛緩薬が効いていれば患者は動くことができず、金縛りのようだと形容されることがあります。
もし、筋弛緩薬が効いていて、鎮痛が不十分、かつ覚醒している場合…
患者は、想像を絶する恐怖の中に閉じ込められると考えられます。
ふと、今の日本には、術中覚醒のような人生を送っている人が多くいるのかもしれない、と思いました。
しかも、自分では気付かないまま、縛られた日々を過ごしていることがあります。
時々、自分の状況を客観的に眺める習慣をつけるといいかと思います。
毎日、やりたいことをして過ごしていますか?
今、ワクワクしていますか?
そして、今、自由ですか?
究極の優しさとは
私には、思考におけるテーマがその時々で存在します。
忙しければ忙しいほど、雑音をシャットアウトして、テーマについて考えることがあります。
ここ数週間のテーマは「究極の優しさ」とはどいういうものか、です。
まだ答えは出ていません。
言語で表現できるような答えは存在しないのかもしれません。
自分に「究極の優しさ」がある状況を考えたりします。
エフィカシーは宇宙の果てまで突っ切るのだろうと考えています。
ただ、人間なので、スコトーマ(盲点)は必ず出てきます。
「究極の優しさ」があるとしても、人間である以上、完璧にはならないということです。
そう考えると、スコトーマを外してくれるコーチや仲間というのは、とても大切です。
一人では完璧にはなり得ない、ということを心にとどめておくことも大事です。
52円切手
面白い運転手さんで、行き先を告げると、「じゃあ1,200円で手を打ちましょうか」と言われました。
確かに行き先までは、スムーズに行って1,200円ぐらいです。
道路が混んでいると1,500円ぐらいの時もあります。
運転手さんはスムーズに行けそうな道を一生懸命選んでくださり、メーターでは1,200円を超えたにも関わらず、「差額の50円で実家に葉書でも書いて」と言って安くしてくださりました。
自宅に戻ると、宅配ロッカーに実家から荷物が届いていました。
荷物の中に、妹が可愛らしい猫の切手を入れてくれていました。
しかも、82円切手ではなく、52円切手でした。
「縁起」と、言葉で表現しても伝えきれませんが、あらゆるものはどこかで繋がっています。
目の前にある様々なモノの、縁起を考えてみましょう。
モノは単なるモノに過ぎないように見えますが、実はその背後に広大な縁起の世界が広がっています。
2つのトリートメント
このトリートメントは4ステップで売られており、ステップ1からステップ4まで、作用が異なるようです。
ここにあるのはステップ2とステップ3です。
私はステップが上がるにつれ、油分が多いトリートメントだと思い、ステップ3を使っていました。
ステップ3のテクスチャーはやや硬めなので、もう少しだけテクスチャーの柔らかいものが欲しく、ステップ2を購入しました。
ステップ2のテクスチャーがサラサラすぎるように感じたため、ボトル半分ぐらいのステップ2にステップ3を混ぜました。
中間ぐらいの硬さのトリートメントになると考えていました。
その結果、ステップ3のトリートメントの硬さは消え、大量のサラサラのトリートメントになりました。
おそらく、ステップ2、ステップ3ともに変性したのです。
トリートメントの効果がよく分からない、大量のサラサラのものが出来上がってしまいました。
世の中には、「混ぜない方が良い」のではなく、「混ぜてはいけない」、禁忌となるものが存在します。
麻酔薬にも、混ぜてはいけないものがあります。
同様に、コーチングのテクニックに他のテクニックを混ぜると、想定外の反応が起きる可能性があります。
我々コーチは、混ぜ物をすることなく、コーチングを行います。
心の音を聞く
人間は、自分の心=「マインド」をじっくり見ることを忘れることがあります。
起きている時はずっととは言いませんが、1日1回は、自分の心の点検をしてみると良いと思います。
人間の持つ感覚で表現すると、今の心はどのようでしょうか?
目を閉じて、心を静かにして、「マインド」を観察してみてください。
音で表現しても良いですし、色でも、触覚でも、何でも良いです。
「マインド」の状態をじっくり観察することで、今自分の周囲で起きていることの理由が、分かることがあります。
いま、私の心は軽やかで涼しい音が鳴っていて、色はカラフルに変化していて、柔らかい感じがします。
競争から抜けた者が、幸せを感じることができます。
そしてそこには、必ず仲間がいます。
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