自分の価値観を眺めてみる
先日たまたま会話した方に、非常に強く美容整形への転向を勧められました。
わたしは保険診療の中の麻酔科医ですが、自由診療の美容整形に対して決して否定する立場にはいません。
それにより幸せになる方がいるので、なんとも思わない、というのが本音です。
また、美容整形の分野はビジネスの色が濃い分野ですが、それに関してもなんとも思いません。
お話した方の大切なものは、おそらくお金、名誉、ステイタス、そういったものの印象を受けました。
医療従事者ではない方なのですが、医療のことに詳しく、よくよく聞いていると美容整形に関わる情報にのみ、詳しいようでした。
かといって、私は他人を変えようとか、不要な議論はしないので、ただ聞いていました。
日本の成長率が止まり、円の価値が下がるのを危惧しているようでもありました。
わたしにとってお金というのは、あれば便利な紙です。
価値がなくなることもあり得るものなので、わたしの中ではツールの一つとも言えます。
バランスホイールには入るものの、要素の一つにすぎません。
わたしにとって大切なものの上位は、お金にとって変えられないものです。
その方との会話により、私が当然だと思っていたところに、不意に波紋が起きたので、改めて考えて記事にしました。
写真はアンモナイトのプレートです。
これはわたしが扱っている商品ではありますが、この写真を見ていると悠久の時を感じられるので、好きです。
そして、日本が成長率が止まって貧困国と呼ばれようとも、それは地球の変化の一過程です。
私たちが何にも惑わされず幸せでいることが大切だと、わたしは思います。
早朝の散歩
今日は朝6時前に、神社に参拝に行ってきました。
わたしは人が少ない時に参拝するのが好きで、休日の昼間に行くことは少ないです。
自分をゆっくり見つめ直すことができるからだろうと思います。
平日は忙しくしているので、休日は自分を観る時間を多めに取ることが多いです。
そうしていると、あっという間に時間が経ちます。
ゆっくり内観し、ゴールを見直し、本を読んで学び、映画を観て学び、その他したいことをしているとあっという間です。
ちなみに平日も1日があっという間です。
暇で暇で・・・という日が皆無で、時折まるで自分が自分と勝負しているかのような感覚のときがあります。
その感覚を感じると、わたしにとっては「なーんにもしない時間が少し必要だ」というサインなので、なーんにもしません。
わたしは、人生には勝ち負けは存在せず、やりたくもないことに対して努力する必要もなく、自由に生きれば良いと考えています。
また、お金の数字だけを追い求めるのは非常に危険だとも、考えています。
あくまでもわたしの考えです。
考え方、価値基準は100人いれば100人違っています。
少し話は逸れますが、Lou Tice氏の著書「SMART TALK」p.31(翻訳本「アファメーション」p.66)にこう書かれています。(抜粋)
Identify Your Value System
5.Ask the tough questions.
“What do I value most in this life?”
“What would I fight for?”
“What would I die for?”
Lou Tice氏にとってのvalueは順に、
①his spiritual life
②his family
③his life’s work
④(may be)his health
⑤(may be)his community environment
と書かれています。
では…、みなさんの価値の順位付けを5つ、してみてください。
難しいと思います。
10年間ありがとう
コーチングとはあまり関係のない記事になります。
一緒に10年という時を過ごしてくれた動物が、亡くなりました。
小さい動物、かつ捕食される動物なので、本当に死ぬ間際まで辛そうな素振りは見せませんでした。
ただ、あまりに急で、ここ2日餌の減りが少ないことを気にしていたところでした。
餌やおやつのストックも減ってきたので、買ったばかりでした。
10歳ですと、おそらく寿命で、天寿を全うしたとは思うものの、
やはり寂しく感じます。
帰宅したところ、普段と違う姿勢でいたので、嫌がるのを承知で抱き上げました。
生きていましたが身体に力は全く入っておらず、わたしが座って抱いている間にゆっくりゆっくり亡くなりました。
わたしの腕の中で亡くなっていく様子をただ見るのは、なんとも言えない気持ちになります。
もう寿命であり死ぬことを決めた動物を、動物病院に連れて行くことはわたしはしないので、
ただ、最期の時を静かに一緒に過ごしました。
死にゆく彼女を抱きながらいろいろ考えさせられました。
わたしは文面で、自分が不可逆的に死に向かっている時、西洋医学で言う無駄な延命治療を拒否しています。
みなさんは……、みなさんの最期にどのような選択をしますか?
正解はなく、自由です。
ただ、考えておくことは、自分のためにも遺される方々のためにも、非常に大切だと思います。
恩師
写真はわたしが研修医のころに買った聴診器です。
医師免許を取ったばかりのころは、早く成長したくてたまらなくて、今思えばわたしは必死で、焦っていました。
写真の高額な聴診器や名前の入った白衣などは、医師としての臨場感をより早く強く得るためのツールだったのかもしれないなと思います。
この聴診器はもう長らく使っておらず、わたしの名前の入った白衣は今の働き方では必要ないので捨てました。
どの手術室にもオペ着があり、わたしは白衣を着ていなくても医師だからです。
話は変わりますが、先日恩師と電話でお話ししました。
恩師は医師です。
お話したのはもしかしたら8~9年ぶりぐらいかもしれません。
アポを取らせていただきたくてお電話したのですが、お会いして話すことはもうほとんどないのではないかというぐらい、お話しました。
久しぶりにお電話でお話しすると、わたしにも変わっていない部分と完全に変化している部分があり、恩師にもお変わりない部分と以前とお変わりになった部分があるように感じました。
恩師もそうお感じになられたのではないかなと思います。
わたしの以前から変わらないところは…、良く言うと自分のポリシーがあります。
そんなわたしでも可愛がってくださったのは、恩師の情報身体が非常に大きいのだと思います。
恩師から見ると、様々なことが完全に想定内だったのだろうなと感じました。
近いうちにお会いできることになったので、わたしは今からとっても楽しみにしています。
鰻
今日は旧友と鰻を食べました。
興味深いことがあったので記事にします。
友人とは昨日の夜から色々な話を語り、今日は朝から友人と一緒にデパートに出かけました。
短時間でしたが一緒におり、同じ空間を共有していたことになります。
デパートの中で食事をしようということになり、レストランの案内を一緒に見ていました。
わたしは好き嫌いがなく特別執着もないのですが、2週間ほど前から、鰻を食べたいなと思っていました。
2週間前に、たまたま担当させていただいた患者さんに、元気の秘訣を聞いていました。
わたしは90歳以上の元気な患者さんに、元気の秘訣をお聞きすることが多いです。
その患者さんは、大好きな鰻を年に1回ぐらい食べると仰っていたので、なんとなく、鰻が頭の片隅にありました。
そして今日、レストランの案内を見ていた時、不意に友人が「鰻食べたいなぁ」と言ったので、少しびっくりしましたが、喜んで鰻屋さんに行きました。
写真はわたしが撮影したものではありませんが、とても美味しかったです。
短い時間の間に、情報空間において何か伝わったのだなと感じました。
情報空間は物理空間と異なり無限に広がっており、とても興味深く、ときに驚かされます。
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