感覚を大切に
気温が高くなってきて、涼しいスリッパが欲しいなと思いスリッパを買いました。
頭の中でぼんやりと、つま先が開いていて畳を使ったものがいいなと考えていたら、ふと入ったお店にありました。
畳のスリッパはもう10年以上買ったこともなかったのに、不思議なものです。
畳のスリッパを素足で履くととても気持ちが良いです。
今住んでいる部屋に畳はないので、「畳を踏んだ感覚」によっていろいろなものを思い出しました。
今は亡き祖母の部屋のことや、昔住んでいた部屋のことや、神社に見学で入ったときのことや、過去に畳で歩いたことのある情景をどんどん思い出しました。
そのうち慣れるのだと思いますが、今は足の裏で感じている感覚がなんとも心地よくて体に対して感謝の気持ちがわきます。
頭のてっぺんから足の裏まで、自分が今感じている感覚を意識に上げることはとても大切なことです。
体の感覚を意識に上げる、ということは心にゆとりがあってこそできるものでもあるので、普段から意識することが重要だと思います。
「知らない間にケガしていた」ということが起きたら、黄色というよりも赤信号です。
毎日の生活とそれに伴う思考が、嵐のようになっているかもしれません。
「忙しくて余裕がないよ」と言われるかもしれませんが、余裕は、作ることができるものです。
1日10分でもよいので「心を静寂におく」ことを意識してみてください。
NewZealand-動物園
NewZealandで、動物園に連れて行ってもらいました。
Aucklnd Zooです。
動物園の造り方というか、コンセプトというか、考え方が日本とは根本的に異なっていて嬉しかったので記事にします。
日本にはたくさん動物園があって、動物が好きな私は動物園に行く機会が多かったです。
日本の動物園の印象は、「動物園を設計して、そこに動物を入れている」印象を受けます。
この印象も、Aucklnd Zooに行ったから気付いたのであり、これまでは日本の動物園の光景は当たり前のように思っていました。
これまでのわたしの当たり前は、当たり前ではなかったのだな、と今は思います。
Aucklnd Zooは、もともとあった森を、動物たちが住みやすいように開拓・設計しています。
動物たちの住む場所を作って、そこに人間が通らせてもらうための道を通しているような印象を受けました。
動物たちはどの動物を見ても生き生きとしていて、まるで動物園にいるのではないかのように伸び伸びとしています。
それぞれの動物が過ごしやすいように、頭数や雌雄も考えられ、かついろいろな動物が同じ場所でのんびり過ごしているところも多かったです。
また、動物園の中で動物たちが繁殖できるようなシステムを作ろうとしているようにも思えて、とても素敵だなと思いました。
わたしは日本の動物園で、汚れてぐったりしている動物を何度も見たことがあるので、日本の動物園には申し訳ないのですがはっきり言って衝撃的でした。
人間がメインでなく動物たちがメインになっているので、目を凝らしてやっと動物を見つけられるか見つけられないかという素晴らしい場所です。
わたしは何枚か写真を撮りましたが、あまりに大自然の中にいるので、何の動物を撮ったのか分からないものもたくさんあります。
こちらは写真には広大な敷地に、キリンと、ダチョウと、シマウマがいました。
広大過ぎてシマウマたちは入りませんでした。
写真真ん中の奥の木陰に、とっても可愛らしいキリンの子供がいます。
たまたま、サイが普段いる場所からこちらに移されて、くつろいでいました。
そばに何種類か他の動物がいましたが、何の動物だったか覚えていません。
サイを見る機会はあまりないのですが、生き生きしていてとてもかっこよかったです。
この光景にも少し感銘を受けたのですが、飼育員のお兄さんが、ずーっと象に話しかけながらホースで水浴びをさせていました。
飼育員のお兄さんと象は、ずーっと会話をしていて、ホースの水浴びのあとはそばにある池で水浴びをしていました。
水浴びの後は、手前にある砂場で豪快に砂浴びをして真っ白になっていて、可愛らしかったです。
写真に写っているのは一頭ですが、写っていない所に、別の飼育員さんと象がいます。
ニュージーランド固有種で国鳥であるKiwiも、運良く見ることができました。
Kiwiは夜行性で、暗くしてあるKiwiのいる場所に、静かに入る必要があるので写真はありません。
NewZealandに行く機会がありましたら、ぜひAucklnd Zooに行っていただきたいなと思います。
人間も動物で、「みな地球上で一緒に生きているのだ」ということを改めて感じることができました。
みな一緒に生きているのだと感じさせてくれる動物園を造り、かつ維持しているNewZealandは本当に凄いなと思います。
NewZealand-飛行機の窓から
4月末にNewZealandに行ってきました。
往路の機内で、わたしが飛行機の窓から撮った朝焼けの写真です。
とっても美しいと思いませんか?
写真は朝焼けですが、夜中に目覚めたときに、素晴らしい星々の煌きが見ることができ、流れ星も見えました。
目覚めた瞬間は気のせいかと思って何度も確認しましたが、やはり美しすぎる宇宙が垣間見えました。
これは、朝焼けが過ぎた後の写真です。
これもまた、素晴らしい光景だと思いませんか?
青という単語一つでは表現しきれないぐらいの美しさだなと思います。
飛行機に乗るまでは、NewZealandに着いたら小型飛行機で周遊するようなアクティビティもいいなと考えていました。
でも、飛行機でこれ以上ない星空や美しすぎる空を見たので、満足してアクティビティのことは忘れてしまいました。
座席にある画面では、飛行経路を示す地図を見ることができます。見たことがある方はよく分かるかと思います。
当たり前なのですが、凄いスピードで地球上を移動しているのがリアルに体感できて、「自分は今、地球にいるんだな」と深く感じました。
わたしたちは今、たまたま、地球上にいます。
精いっぱい楽しみましょう。
抽象度を上げるー桜を体感する
一昨日、霧雨が降っている中で撮った桜の木です。
おそらく染井吉野です。
本当に美しいなぁ!と思って撮りました。
わたしは、まだつぼみの多い桜も好きですし、散っていく桜も大好きです。
満開は、言わずもがなですね。
わたしは、桜の花びらが吹雪のように散っている様子をみると、本当になんとも言えない気持ちになります。
散るのはなんとなく切ないけれども、散っていく姿には来年も満開に咲くであろう素晴らしい未来の姿が含まれています。
来年も咲いて、再来年も咲いて、あとどのくらい咲いてくれるのだろうかと、考えます。
わたしが生きている間に枯れることがあるのだろうか、それとも、もっと咲き続けるのだろうか。
逆に、桜がここまで大きくなるのに、何十年経っているのかなと考えることもあります。
春の桜は変化が大きいので、過去と未来、そして現在をとてもよく感じることができます。
このように、生きているものの一生を考え、さらにそれが誕生する前のことやなくなった後のことを考えるのも、抽象度を上げるトレーニングの一つですね。
青い葉が増えてきた桜もまた、美しいです。
抽象度を上げるー宇宙を見る
抽象度を上げることは、コーチングにおいてとても大切です。
では、抽象度とは何かというと、視野の広さや視点の高さのことです。
抽象度が高いほど、俯瞰しているということになります。
抽象の反意語は具体なので、抽象度が上がるほど具体性はなくなっていきます。
抽象度を上げたり下げたりできることは、物事の見方として大切です。
一匹の犬を例に挙げます。
目の前にいる犬が「山田さんちにいる柴犬のポチ」だとします。
「山田さんちにいる柴犬のポチ」は具体的で抽象度は低いです。
ここから順に抽象度を上げていくと、「山田さんちにいる柴犬のポチ」→「柴犬のポチ」(世界中にいるポチという名前の柴犬をすべて含みます)→「柴犬」(全世界の柴犬を含みます)→「犬」→「哺乳類」→「動物」→「生物」...という具合です。
抽象度を変える練習は目の前にあるものでできるので、ぜひやってみてください。
では、今回の本題ですが、さあ宇宙を見ましょう!ということで、素敵な動画があります。
『The Known Universe by AMNH』という動画で、ご存知の方がいらっしゃるかもしれません。
地球上でもっとも標高の高いヒマラヤから始まります。
たった6分30秒で、地球上からスタートし、現時点で地球上において分かっている宇宙の全体像まで見て、地球に戻ってきます。
みなさんはこれを見て、どのように感じられたでしょうか。
わたしの拙い説明よりも、薄い本で良いので、宇宙の構造にふれている物理学の本を読まれることを勧めます。
この動画の意味がとてもよく分かると思います。
参考)American Museum of Natural Historyのサイト
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