201702.19

認知的不協和を生じさせる

Post by 中西千華 2017年2月19日

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“認知的不協和”は社会心理学用語である“cognitive dissonance”の和訳で、レオン・フェスティンガーが提唱した理論です。

一人の人間が、二つの矛盾した認知を持った場合、ストレスや不快感が生じます。

その結果人間は、そのストレスを解消もしくは軽減しようとして、行動したり認知を変化させます。

“認知的不協和”は決して特別なものではなく、日常的によく起きています。

よく例で挙げられるものがいくつかあるのですが、今回はイソップ寓話の『狐と葡萄』を例に挙げます。

物語のあらすじを書きます。

狐が、木の枝を這っている葡萄の蔓から、熟したブドウが垂れているのを見つけます。

狐はその葡萄が食べたくて食べたくて、飛び上がったり助走をつけて飛んだりして、何度も何度も取ろうとします。

でも、どうやっても葡萄を取ることができませんでした。

狐は「おれは何て馬鹿なんだ。あんな葡萄、値打ちもない酸っぱい葡萄なのに。」と言いながら去っていきます。

この物語の場合、狐の「葡萄を取りたい」という欲求と、「葡萄が手に入らない」という事実は矛盾し、認知的不協和が生じています。

この認知的不協和を解消するために、狐は「葡萄は酸っぱくて値打ちがない」というふうに葡萄に対する認知を変えています。

「あの葡萄は酸っぱいから取らない」ということですね。

この例の場合は合理化に当たりますが、コーチングでは認知的不協和の解決方法としてネガティブな合理化を目的としていません。

コーチングにおいて、「現実のリアリティ」と「ゴールのリアリティ」は必ず矛盾し、認知的不協和が生じます。

この、コーチングにおける認知的不協和状態において、ネガティブな合理化(認知の変更)をするのは簡単にできることです。

例えば、ゴールに向かわない理由として、リスクを挙げるときりがないですよね。

コーチングでは、シンプルに「ゴールのリアリティ」を高めて、ゴールへ向かうようにコーチがお手伝いします。

とてもシンプルです。

言い方を変えると、コーチングは認知的不協和を次々と生じさせることで、みなさんがゴールに近づくことができるように働きかけるものと言えます。

また、認知的不協和が全く生じていない状態というのは、「現状の内」ということになるので、ゴールを設定しなおす必要があるということです。

コーチングの過程で、認知的不協和は、当然生じるものです。

認知的不協和によるストレスや不快感を、「人間ってすごいな」と、逆に面白く感じていただければいいなと思います。

201702.12

医師家系

Post by 中西千華 2017年2月12日

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わたしはあまりFacebookを見ていないのですが、Facebookでたまたま目にした、医師家系に生まれた友人の投稿が心に刺さりました。

友人は医師の道を選択していません。

ご本人の了承をいただいたので、引用させていただきます。

 

 

心理学の門を叩き、早一年
怒涛の一年であった

一番の気付きは
病院で弱音を吐けない自分だ

これは地方の医療従事者の
家庭ならではの悩みだと思う

小さい頃から診てもらう先生は
父親の同僚や友人のお父さん

父親のテリトリーなので
家庭や本当の悩みが言えない

医師には守秘義務がある
子供が言わないでと言えば
親にはフィードバックされない

家庭内守秘義務だらけで
小さな風邪をこじらせて
大きな病気になっていた
病院でくらい泣いてもいい
当たり前のことができなかった
そんな
自分の生きにくさに気付いたら

朝起きれるようになった
新聞を読み
掃除をする
相変わらず掃除は苦手だ
これも少しずつしよう
「ごめんなさい」より
「ありがとう」が増えてきた
悩む暇ありゃヨガ、縄跳び
何故か睫毛がのびてきた
体温計を37度2分ちょうどにこする
裏技を教えた祖母の口癖は

「生きたい場所で生きなさい
それが日本でなくても構わない」

「夢は自分で叶えるもの
どうか自由に生きて夢を叶えてください」

自由に生きていく道をひいてくれた
祖父母、そして両親になにより感謝して
その言葉も伝えよう

きっとこれからも
いろんなことが起こるでしょう

でも、人生あっという間
楽しく明るく生きたいものです

 

 

引用は以上です。

本当に、素敵だなぁと思い、何度も読みました。

友人が、たくさんの壁を乗り越えて、今穏やかにいてくれることが嬉しいです。

「家庭内守秘義務だらけで

小さな風邪をこじらせて

大きな病気になっていた」

わたしの親は医師ではありませんが、わたしにも経験があります。

“大きな病気”と表現されるものを乗り越えて、今ここにいます。

みなさんも、もしかしたら、経験があるのではないかなと、思います。

ドリームキラーという単語をあまり出したくはありませんが、親や家族は、心からの善意でドリームキラーになります。

しかも、最強のドリームキラーです。

気付いたころには、わたしたちの夢はすでに壊れていて、親や家族が納得するような選択をしていることがあります。

でも、幸運にもそのことに気付いたのであれば、そこから、人生の主導権を自分に戻すことができます。

「生きたい場所で生きなさい

それが日本でなくても構わない」

わたしもそう思います。

外の世界へ出るには、自身の力が必要です。

そして、もしも強力なドリームサポーターが必要であれば、コーチがいます。

201702.09

優秀なRAS

Post by 中西千華 2017年2月9日


先日知人が、朝の通勤時にあった面白い出来事を聞かせてくれました。

朝とても急いでいて、間違えて、いつもとは逆方向のバスに飛び乗ったそうです。

でも結局、少し廻り道にはなったものの、いつもと同じ時刻に勤務先に到着したそうです。

逆方向のバスに乗って、同じ時間で同じ場所に着く。

面白いなと思います。

脳は隙あらば楽をするものなので、通勤路は、毎回考えなくても気が付けば同じ通勤路を辿っているものだと思います。

でも不意に違う道を通ったら、これまで見なかった違う光景が目に入ってきます。

脳にとってサボることは必要不可欠であり、そこにRASの優秀さがあるので、何が良いとか悪いということはありません。

RAS(reticular activating system)は、網様体賦活系と呼ばれるものです。

苫米地英人氏の著書より引用します。

「RASというのは、人の脳の活性化ネットワークのことで、毎秒毎秒五感に入ってくる大量のメッセージの中のどれを意識するかを決定する役割を果たすものです。
いわば私たちが受け取る情報のフィルターとして、情報の取捨選択を行っています。
スコトーマとは、盲点のことです。
私たちは身の周りの情報をすべて理解しているかのように感じていますが、実はスコトーマによって隠されていることがたくさんあります。」

「なぜ私たちにスコトーマがあるかといえば、それはRASがあるからなのです。私たちの脳がRASによるフィルターを通して現実世界を認識している限り、その認識にはスコトーマがあり、現実世界をそのまま認識している人は1人もいないのです。だから、目の前にあるものが見えなかったり、ないものが見えたり、ということが起こります。」

「つまり、人はそれぞれスコトーマとRASを持ち、その結果として同じ物理世界を見ている他人は誰もいないということなのです。」

〈参考文献〉苫米地英人『コンフォートゾーンの作り方』フォレスト出版

知人の話を聞いてRASのことを考えていると、わたしが研修医だったころの経験を思い出しました。

研修医のころにお世話になった医師の方々の中で、わたしには外見が見分けづらいお二人がいらっしゃいました。

専門とする科が異なる方々で、今思えば全く似ていません。

でも、当時のわたしは第一印象の時点で見分けがつかなくなり、「『認識』って不思議だな」と感じた記憶があります。

RASの悪戯によるものですね。

背格好が似ている気がするので、わたしの人の認識においては、顔の特徴よりもその人の雰囲気や姿形が重要になっているのかもしれません。

見分けがつかないのは困るため、当時は「鼻の形」で見分けていました。

今、全く似ていないと分かるのは、ゼロから認識し直したのではなく、じっくり違いを確認したからだと思います。

人間は一度見た対象を、ゼロから認識し直すことは難しいです。

ここで思うのは、わたしたちは優秀なRASに上手く働いてもらう必要がある、ということです。

RASの働きがスコトーマ(盲点)を作ることだとすれば、わたしたちは顕在意識によって、何を見て何を見ないか、決めることができます。

RASの持ち主はわたしたち自身ですが、ともすると、大切な見るべき対象がスコトーマに入って見えなくなります。

重要なのはゴール設定であり、適切なゴール設定により、目に入るものがゴールにとって必要なものに変わってきます。

RASの強力な力を借りましょう。

201701.22

BLEACH

Post by 中西千華 2017年1月22日

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今日美容室に行って、初めて、髪のブリーチを経験しました。

今日してもらったのは、ブリーチで髪の色素を抜いた後、新たに色素を入れる手法で、ダブルカラーと呼ぶようです。

髪の一部分だけ、ダブルカラーをしてもらいました。

これまで美容室で、ヘアカラーでカラーリングしてもらったことは何度もあります。

一方、色素を抜くブリーチについては、なぜか考えたこともなかったように思います。

これまで、髪が痛むとか、なんだか不真面目なイメージがあるとか、いつのまにか抱いていた“イメージ”に囚われていました。

美容師さんに、「ブリーチしてほしいって来る人はたくさんいますか?」と聞いたところ、「ブリーチを選ぶお客さんそのものが、このお店では少ないです。」ということでした。

美容室の立地によって、お客さんの年齢層や趣向、求めるものが異なるのだと思います。

「でも、なんでもやってみなきゃわからないですよね。」と言ったところ、美容師さんがとても嬉しそうに笑ってくださったのが印象に残りました。

やってみなきゃ髪が痛むかどうかわからないし、やってみなきゃどんな色になってどんな気分になるのかわからない。そう思います。

やってみなきゃわからないことがたくさんあります。

やってみる以前に、わたしたちの知らないことがまだまだたくさんあります。

そして、人生は一度きりで、いつ終わるか分かりません。

どんなことでも、興味があってやってみたいと思ったら、やってみると良いと思います。

トライした結果面白くなかったら、それはそれで学ぶことがあるので、マイナスにはなり得ません。

want toで起こした行動は、良い結果になると思います。

201701.22

免疫力

Post by 中西千華 2017年1月22日

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写真は、水曜日に買って調理した舞茸です。

この舞茸には力がみなぎっているような印象を受けるのではないでしょうか。

今週の月曜日と火曜日、喉がいがらっぽい感じがしていました。

風邪をひきたくないと思い、水曜日にキノコをたくさん食べました。

わたしは滅多に風邪をひかないので、何かしら免疫力が低下する瞬間があったはずだと思い、原因を考えていました。

そう考えると、思い当ることがありました。

詳細は書きませんが、心の持ちようで、人間の免疫力というのはとても左右されます。

マインドの使い方が、人間の免疫力や治癒力に大きく関わるということですね。

話を戻します。

ここ1年ほど、わたしがよく食べている食材のひとつに、キノコ類があります。

なかでも、舞茸をよく食べます。

キノコ類をよく食べるようになった理由を少し書きます。

わたしが一緒に暮らしている猫の一匹が、子猫の時の予防接種による反応で弱ってしまったときに、何らかのウイルスに感染しました。

接種後数日間で肺炎が重症化したような症状になり、獣医さんに、「猫の感染症で致死率がほぼ100%のものがあり、その可能性は否定できません」と言われました。

そのときに獣医さんから処方していただいたものの中に、免疫力を上げる動物用サプリメントがありました。

シロップのようなもので、細い1㏄シリンジで、体重換算した量を直接飲ませていました。

発症後、見ていられないようなひどい症状が1週間ほど続きました。

胸水が溜まっているのか、呼吸はゼロゼロで横になると呼吸ができないので、立った状態で小さな前足をわたしの身体にかけて呼吸していた記憶があります。

「生まれてきたばかりだけど、とってもしんどいから、もう、楽になりたい」と言われているようで、辛かったです。

いよいよ入院させてもらいたいと獣医さんに電話で相談した日に、奇跡的に食事を取り始めました。

それまでは、ほとんど食事を取ることができなかったので、粘度の高い、高カロリーの栄養剤を朝晩口に入れていました。

自ら食事を取り始めた、ということは、「お腹が空いて食べたい。生きたい。」ということを意味し、わたしはそれを見て泣き崩れました。

その日を境に、症状が少しずつ回復していきました。

そのときに飲ませていた液体サプリメントが、舞茸から抽出された成分のものでした。

獣医さんは、「これは動物用だけど、僕も風邪気味の時とか、飲むことがあるんですよ。甘いんですよ。」と仰っていました。

サプリメントの宣伝をしたいのではありません。

このような経験をしているので、キノコ類を積極的にとるようになりました。

実体験というのは大切ですね。

キノコ類の経口摂取だと、熱を加えて調理をしますし、免疫力を上げる成分は少ししかとれないかもしれません。

わたしはそれでも良いと思っていて、キノコ類の本当の力以外に、わたしが信じているから、免疫力を上げている側面もあると思います。

わたしは、自然治癒力が備わっている生物にとって、免疫力はとてもとても大切だと考えています。

この世界には、本当にたくさんの、免疫力を上げる方法や、免疫力を上げる食べ物が存在しています。

実際に効果的なものが数多く存在しています。

決してお金をかけなくてもいろいろな方法がありますので、ぜひ、みなさんそれぞれに合った方法を一つでも見つけて、味方につけていただけるといいなと思います。

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