恩師
写真はわたしが研修医のころに買った聴診器です。
医師免許を取ったばかりのころは、早く成長したくてたまらなくて、今思えばわたしは必死で、焦っていました。
写真の高額な聴診器や名前の入った白衣などは、医師としての臨場感をより早く強く得るためのツールだったのかもしれないなと思います。
この聴診器はもう長らく使っておらず、わたしの名前の入った白衣は今の働き方では必要ないので捨てました。
どの手術室にもオペ着があり、わたしは白衣を着ていなくても医師だからです。
話は変わりますが、先日恩師と電話でお話ししました。
恩師は医師です。
お話したのはもしかしたら8~9年ぶりぐらいかもしれません。
アポを取らせていただきたくてお電話したのですが、お会いして話すことはもうほとんどないのではないかというぐらい、お話しました。
久しぶりにお電話でお話しすると、わたしにも変わっていない部分と完全に変化している部分があり、恩師にもお変わりない部分と以前とお変わりになった部分があるように感じました。
恩師もそうお感じになられたのではないかなと思います。
わたしの以前から変わらないところは…、良く言うと自分のポリシーがあります。
そんなわたしでも可愛がってくださったのは、恩師の情報身体が非常に大きいのだと思います。
恩師から見ると、様々なことが完全に想定内だったのだろうなと感じました。
近いうちにお会いできることになったので、わたしは今からとっても楽しみにしています。
ゲシュタルト-和歌山
最近通りを歩いていて、このようなものを発見しました。
わたしの地元は和歌山なのですが、和歌山県民にはお馴染の、グリーンソフトです。
グリーンソフトは和歌山にある玉林園というお茶屋さんが作っているソフトクリームです。
グリーンソフトは玉林園が出している、グリーンコーナーという名前のお店で売られています。
グリーンコーナーは何屋さんかというと、和歌山県民はおそらくグリーンコーナーをグリーンコーナーとしてとらえていると思うのですが、ラーメンやグリーンソフト、明石焼きや焼きそばや丼もの、いろいろなものを出しています。
基本はてんかけラーメンで、食べた回数は分かりません。
ちなみに、てんかけラーメンは決して「和歌山ラーメン」という豚骨醤油の範疇に入るものではなく、味としては「グリーンコーナーのてんかけラーメン味」です。
書いていて、自分でも面白いなと思います。
そして、グリーンソフトに関して、こちらで売っているのは持ち帰り用のかたいグリーンソフトですが、和歌山県民は基本的に、店頭で売っている柔らかいグリーンソフトを買って食べます。
柔らかいグリーンソフトはないのかなと、店内をのぞいてしまいました。
そういった情報が、この看板を見ただけで、一気に思い出されます。
こういうものが、ゲシュタルトです。
この場合は「グリーンコーナーのゲシュタルト」ですが、より上位の概念として「和歌山のゲシュタルト」というものが存在し、その中にグリーンコーナーが含有されています。
そして、今日はこの方の後ろ姿を発見しました。
そう、和歌山県のゆるキャラ、「わかぱん」です。
子どもたちと戦っていて忙しいご様子でした。
わたしの反応としては、「あれ、わかぱんだよね、和歌山だよね」と思いながら正面に回って確認しました。
わかぱんは、2011年に登場しており、要するに、わたしが和歌山から離れた後に登場したゆるキャラなので、わたしの「和歌山のゲシュタルト」には入っていなかったということになります。
正面に回って確認しないと、確信がありませんでした。
感じたことは、今後、わたしたちは何かのゲシュタルトを構築しようとすることがあると思います。
例えば、何かについて学ぶときに、たくさん本を買ってゲシュタルトを構築するかもしれません。
その際、最初にできるだけたくさんの情報を頭に入れておく方が、後から追加するよりも断然良い気がしました。一気に短期間で構築するのがベターかなと思います。
もちろん後から付け加えることも可能なのですが、ゲシュタルトの中における情報のつながりの強さが、最初から多くの情報とリンクさせておく方が強いと感じました。
ゲシュタルト、ときどき意識してみてくださいね。
伊勢海老
これはわたしの故郷、和歌山で作られている伊勢海老を使った煎餅で、お土産としてドライブスルーなどで売られています。
和歌山にいるころから好きで、よく買っていました。
絵の伊勢海老が実に活き活きしていて、つつみ紙から飛び出てきそうです。
この絵をみると、以前、和歌山の「すさみ町」というところでダイビング中に見た伊勢海老を思い出します。
わたしはアドバンスのライセンスを持っているのですが、ここしばらくは潜っておらず、かなり前のことです。
その時はそれほど深いところまで潜らなかったのですが、「ああ、この海で世界がつながっているんだな」と思いました。
潜っているときに、伊勢海老が少し遠くにいるのが見えました。
そのときは、びっくりするぐらい大きく見えて、伊勢海老の化け物みたいな印象を受けました。
いま考えると、「伊勢海老の化け物」ですが、もしかしたら近くまで行って見たら「普通の伊勢海老」だったのかもしれません。
わたしたちがゴールを設定するときに、あまりにも現状の外過ぎて、自分にはとんでもない、とか、自分にはとても無理だ、という気持ちになることがあることがあるかもしれません。
でも、意外とわたしたちは大きい存在で、実際によくよく見てみると現状のわたしたちで十分達成可能な事柄であることがよくあります。
ゴール設定の基本は「現状の外に設定する」なので、ぱっと見「伊勢海老の化け物」に見えても、実際は現状の延長上の事柄である可能性はあります。
ゴール設定の際には、本当に「現状の外」なのか、よくよく観察する必要があります。
よく見ると「伊勢海老の化け物」なんかではない可能性があります。
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