want toとは
先日イタリアに初めて行ってきました。
ベネチアとローマ、最初にベネチアを訪れました。
ベネチアングラスを制作する職人さん達は、今はほとんどがムラーノ島にいらっしゃいます。
そんな中、ベネチアで制作している素晴らしい作品を制作される方がいらっしゃり、お会いすることができました。
COSTANTINIさんです。
(御本人の許可をいただいて写真を撮らせていただきました。)
青白い火でガラスを溶かしながら、あっという間に鳥の頭の部分を作って見せてくださいました。
鼻歌を歌いながら、とっても楽しそうです。
自然界の生き物をガラスで表現するプロフェッショナルです。
水中の生き物や、鳥や、昆虫など、本物と見紛うほどの作品を制作されています。
わたしは、産んだ卵を温めている鳥の作品を購入しました。
同じデザインの作品がいくつかあって、そのうち3つぐらいは非売品でした。
実際のところ、全作品を見ても非売品の方が多くて、再現できない何かがあるようなお話をされていました。
COSTANTINIさんはイタリア語なのですが、なんだか通じるもので、すごく楽しいひとときでした。
鼻歌を歌いながらガラスを自由自在に曲げていく姿をみて、「これが本物のwant toだな」と感じました。
本当に可愛らしい方で、パッションのお話もされていました。
鼻歌を歌うような気分で、情熱をもってできることが「want to」ですね。
個展明日まで。
わたしの大好きな陶芸家の個展、明日までです。
「夏色の器を作りました~中西芙美陶磁器展~」
今年は、海の色のビアマグと、向日葵のカップ&ソーサーが本当に素敵です。
コーチングのことを書くのが気が引けるぐらい、圧倒されます。
https://www.g-ryokufusha.com/access
want toの強さ
わたしの妹たちのうち、一人はプロの陶芸家です。
大学院を卒業してからある会社に就職し、そちらで数年間会社員をしたのち、退職しました。
数年間の会社員のころ、彼女はhave toで仕事をしていました。
そして退職後、want toで動き始めました。
わたしはコーチとして彼女と関わっているわけではなく、妹たちはコーチングに興味がありません。
want toで立ち上がったのは彼女自身の力なのですが、彼女を見ていると「want toの強さ」をしみじみと感じます。
まさに「生き返った」という印象で、曜日関係なしに楽しそうで、忙しそうにしています。
want toで動き始めた人間というのは強く、ゴール設定もクリアで、話を聞いていてすがすがしいものがあります。
インターネット上に情報を載せていないので、ここで御紹介させてください。
9月末から、彼女が京都で個展を開きます。
もしお近くにお住いの方がいらっしゃいましたら、「want toの強さ」を見に行っていただければと思います。
彩りの器ーColoring Ware FUMI NAKANISHI Exihibition
Gallery Maronie3階(京都市中京区河原町四条上る塩屋町332)
2016年9月27日(火)~10月2日(日)
電動ろくろ
わたしには妹たちがおり、それぞれ各分野のProfessionalなのですが、一人プロの陶芸家がいます。
写真は、少しぼやけてしまいましたが、今年の誕生日に彼女がくれた湯呑です。
夕焼けのような色味をしており、綿毛が飛んでいく風景のようです。
数か月前に東京に遊びにきてくれており、彼女の作品を携帯に入っている写真で見せてもらい、びっくりしました。
気付いたら、いつの間にか、プロになっていました。
非常に美しい陶器を作っていることにびっくりして、売って良いものと、売ってはいけないものがあるのだと、長々と話してしまいました。
実家には彼女が買った窯があり、もちろんろくろもあります。
彼女から聞いた話で面白かったことがあったので、書きます。
ろくろには、電動ろくろと、手回しろくろがあります。
陶芸教室に置いてあったり、一般的によく知られているものは、おそらく手回しろくろです。
手回しろくろは比較的簡単で、電動ろくろは高度な技術が必要だと言っていました。
手回しろくろは速度を自分で微調整しながら回しますが、電動ろくろは電動なのでいちど失敗するともとには戻せません。
手回しろくろは修正できるけれど、電動ろくろでは修正はできないと言っていました。
わたしは使ったことがないので想像するだけですが、想像するだけでも、比較的理解しやすいと思います。
電動ろくろのメリットをしつこく聞いたところ、電動ろくろは慣れると短時間で同じ形のものをたくさん作ることができるようになると言っていました。
手回しろくろは簡単、電動ろくろは難しい、簡単に言うとそうなります。
わたしの中では手回しろくろは、過去と現在を見ながら、微調整しながら未来を作っていくようなイメージです。
電動ろくろは、出来上がりのイメージが完全にある上で、それに向かって回すようなイメージです。
少しわかりにくいでしょうか・・・
手回しろくろは、多くの日本人の方々が慣れ親しんだ、過去向きの生き方と似ています。
一方、電動ろくろは、まず出来上がりを設定することをゴール設定だと考えると、ゴール設定してあとは自分の手が動くという、未来向きの生き方と似ています。
電動ろくろでは、完成品を頭の中で完璧にイメージできないと上手くいかないので難しい、という側面もあると思います。
手回しろくろと電動ろくろは、どちらが良いということはありません。
ただし、生き方における視線の方向に関しては、是非、過去向きでなく未来向きを選んでください。
ゴールを作曲する
わたしの中のイメージでは、一人一人が人生を奏でる作曲家になるイメージです。
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