201606.25

電車の中吊り広告

Post by 中西千華 2016年6月25日

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今日は電車に乗ったとき、電車の車内はあるアイスの宣伝でいっぱいになっていました。
隣には70代ぐらいの夫婦らしき方々が立っており、女性が「まあ、呆れた。ばかばかしい。こんなだからダメなのよ。これは和製英語かしら。考えるなということかしら。」という趣旨のことを男性に話しかけていました。
男性は「今の浅はかなバラエティ番組が日本中の白痴化(ここでは”考えない”という意味で使っているようでした)をあおっているのでしょうな。」という趣旨のことを返答していました。(白痴の単語がふさわしくない可能性はここでは言及しません。)

わたしは心の中で反論していました。あくまでも、心の中です。
「ではあなたたちは、今から何をするのですか。確かにバラエティ番組は良くないのかもしれない。であればメディアに対してあなたは何をするのですか。行動を起こさないと意味がない。たしかに、何も考えるな、というような内容の広告ではあるが、わたしが若い層だと仮定すると、わたしは日々考えている。わたしの周りにも、真剣に考えている人間は山のようにいる。いったい何をもって、日本人全体が考えない人間ばかりになっていると決めつけることができるのか。」

苫米地英人博士の著書にはディベートについて書かれている本がありますが、ここでは反論の仕方をお伝えするというよりも、真実を知るにはあらゆるものを疑う必要があるということを伝えたいです。

わたしは、若い世代の人たちの中に、日々真剣に考えながら生きている人たちがいることを知っています。

メディアのコマーシャルで洗脳されない人間が、わたしのまわりにはたくさんいます。

真実を知るためには、「これは本当なのか。この人が話している内容の根拠はあるのか。」という疑問を、毎日とは言わず毎瞬間、抱いていただきたいです。

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