201611.05

それぞれのガンダム

Post by 中西千華 2016年11月5日

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『機動戦士ガンダム』はとても奥が深くて、記事の中で触れるのは難しいなと思いながら書いています。

写真の、なぜか色違いのリュックを背負っている彼らにガンダムを薦めていただき、観始めました。

今は、機動戦士ガンダムの劇場版三部作を観終わり、Zの劇場版を観始めました。

ガンダムの内容に関する記事は、今のわたしには書けそうにないなと思います。

グレーのリュックの友人に、「みんながそれぞれのガンダムに乗ってるんだ」と言われて、「あ、たしかに」と思いました。

戦争をしているという意味ではなくて、それぞれが専用のガンダムに乗っていて、わたしたちそれぞれがヒーローorヒロインだという意味です。

まさにその通りで、わたしたちがどのようなガンダムに乗るか、そしてガンダムに乗ってどのようなことをするかはわたしたち自身に委ねられています。

黒いリュックの友人に、「ガンダムのストーリーの中では戦争をしているけれど、それぞれが正しいとする教義や信念を持っていて、誰かが良いとか悪いという話ではないんだ」と言われ、「...たしかに」と思いました。

わたしたちはなにか一つの出来事があった際に、往々にして自分が視点を置きやすい見方で見てしまうので、違う見方はスコトーマ(盲点)になることがあります。

一方向のみで物事を見るのはラクであり、複数の見方をしようとするのは抽象度を上げるためのエネルギーが必要になります。

わたしが以前、ガンダムを観ようとしたときに、それぞれの登場人物の立場がよく分からなくてもどかしく感じたのを覚えています。

要するに、そのときわたしは、ラクに観るために”固定した見方“をしたかったのかもしれないなと思いました。

みなさんもお分かりのように、固定した見方ほどラクで危ないものはありません。

固定した見方が習慣になると、何ものかに操作される可能性が高まるような気がします。

ある一つの考え方をしているとき、180度異なる見方や、次元そのものが違う見方をするように習慣付けると、良いのかもしれないなと思います。

いろいろな見方をするのに慣れると、それほど難しいことではないと思います。

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