201610.10

スコティッシュフォールド|未来

Post by 中西千華 2016年10月10日

わたしの部屋には動物が何匹かいて、彼らから学ぶことがとても多いので一度紹介させていただこうと思い、書いてみます。

今回は「未来」という名前の猫を紹介します。

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耳の折れ方は少し分かりにくいですが、折れ耳のスコティッシュフォールドです。

性別はオス、生後9ヶ月、体重は約3.8kgです。

目が特徴的で、左がブルー、右がゴールドのオッドアイです。

「未来」のとても面白いところは、24時間ふざけていることです。

わたしを笑わせようと努力してくれているのかと思うぐらい、四六時中面白いことをしています。

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「未来」はブリーダーさんから譲ってもらいました。

ブリーダーさんが自宅へ連れて帰ろうかと迷っていたぐらい、レアなとても人懐っこい猫です。

ただ、子猫の時の「未来」は、とても変な臭いがしました。簡単に言うと臭かったです。

ブリーダーさんはそのことについて言及していませんでしたし、「未来」を見に来てくれた友人も‟臭いは分からない”と言っていたので、たぶんわたしの嗅覚が何かを感じ取っていたのだろうと思います。

ブリーダーさんから譲ってもらってすぐに、2回目の予防接種を受け、「未来」は急激に体調を崩しました。

予防接種によって体調を崩すことは動物でも人間でもありがちなことで、わたしたちもインフルエンザの予防接種で体調を崩すことがあるかと思います。

「未来」の場合は‟体調を崩す”というものではなく、死んでしまうのではないかと思いました。

症状としては風邪や肺炎のようなものでしたが、呼吸が苦しくて横になることができないぐらい、激しいものでした。

後から考えると、予防接種による影響で体調を崩した上に、何か別のものに感染したのではないかと思います。

獣医さんからは、もしかしたら致死的なウイルス疾患かもしれず、もしそうであれば助ける方法はないので100%死んでしまう、という説明を受けました。

超短期間で‟100%”死ぬウイルスというのは、人間の感染症として身近には存在しないと思います。

そして、「未来」はあらゆる生き物が最も可愛い子猫である間、ボロボロの状態で過ごし、復活しました。

「未来」の小さくて可愛らしい時期の写真はあまりありません。

ボロボロの数ヶ月を過ごしながら、体調がゆっくりと改善するとともに、変な臭いが消えました。

おそらく、わたしが嗅ぎ取っていた臭いは‟免疫力の低さ”によるものだったのかもしれないなと思います。

わたしがリアルに普通に感じ取ってる臭いを、他人は誰も気付いていないという現象が起きていたので、人間の五感というのは不思議だなと感じました。

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「未来」がわたしに教えてくれることはとても多いです。

目の色が左右違うのは単なる遺伝子の発現に寄るものですが、いろんなものの見方をしようと思い出させてくれます。

ずっと楽しそうに見えるのは、まさに未来におけるゴール設定の仕方を教えてくれているように感じることもあります。

そして、ずっとふざけたりおちゃらけたりしているように見えるのは、ゴールはそのくらい度が過ぎたものがちょうどいいのかなと思うこともあります。

なんといっても、「未来」は一度死にそうになったという過去があり、それを乗り越えてくれて今一緒に過ごしてくれているというのが、御縁なんだなと思います。

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