201608.25

コーチの選び方

Post by 中西千華 2016年8月25日

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今回は、コーチング(トライアルではなく一定期間の)を受けたことのない方へ、コーチの選び方についてわたしの現時点での考えを記述します。

一冊本が書けそうなテーマですがコンパクトにしてみますので、みなさんの参考になればと思います。

わたしはコーチで、今はコーチングが必要ないです。

ただ、コーチ同士で会話をしているとお互いコーチングをしているような状況になることは度々あります。

今回のテーマを考えるにあたり、視点の設定として、「自分に一定期間の定期的なコーチングが必要と判断した場合、かつ知り合いのコーチ以外から選択する場合」を想定して書きます。

強く感じることは、単純に、“クライアントとしてゼロからコーチを選ぶのはとっても難しい”です。

会ったこともなくて、同じようなライセンスで、もしかしたら例えば手術を受ける医師を選ぶのと同じような感覚かもしれないなと思います。

順に書きます。

・無意識に落とし込む : 「最適なコーチに自分は出会う」ことを無意識に落とし込み、自動的に達成するのを待ちます。一度強く落とし込むだけで構いません。無意識に落とし込む、というのか難しければ、アファメーションに組み込んでも良いかもしれません。

・発信している情報を見る : まず調べますよね。どんなコーチがどこにいるかな、と。会わずにどんな人か知るには、手の届く情報にどんどんリーチするしかないですね。ただ気を付けなければいけないのが、あまり情報発信をしていないコーチの中に「宝石」のようなコーチがいます。情報発信を頻繁にしているコーチの情報は得やすいですが、そうでない「宝石」コーチを掘り起こすことができれば素敵ですね。わたしにとっての「宝石」コーチは煩悩を理解している人間になるので、おそらくほぼ情報を出しておらず、見つけるのは難しいだろうなと感じます。注意しなければならないのが、情報発信をしていないコーチが、「宝石」か単に「コーチとして活動していない」かは、分からないです。

・トライアルコーチングを受ける : 結論はここなのですが、「一度会わないとわからない」のかなと思います。インターネット上で発信されている情報は、いくらでもコントロールできることを、決して忘れないでください。情報は操作できます。しかも、100%操作可能です。あるコーチが発信している情報と、実際に会ったときにそのコーチが情報空間に持っている情報が、大きく異なる場合があります。良い意味でも悪い意味でもなく、そういうものだと思います。

・そのコーチの“人の良さ”を見抜く : トライアルコーチングの際に、コーチである「その人」をよくよく観察して下さい。コーチングの理論が説明できなかったら論外ですが、博学さとか、表面上の見た目とか、そんなことどうでも良いことです。「その人」の内面は必ず滲み出るものなので、内面を感じ取って下さい。コーチングは、クライアントの人生を変える性質のものです。人生がかかったものを託すにあたり、心から信頼できるコーチを選ぶ必要があります。いま、書きながら、「1回で分かるかな」と考えていましたが、分かります。すぐに分からなくてもトライアルコーチング後にゆっくり分かることもあります。わたしは寧ろ、直感的に「このコーチだ」と思っても、一度持ち帰ってゆっくり考えることをすすめます。時間をかけてゆっくり考えても間違いないと感じれば、決定です。

その他の注意点として、良いコーチとは「プチアメリカンドリームを達成してそうな人」のような印象を持たれることが、往々にしてあります。

はっきり言いますが、それは違います。

そうではないので、見た目や身に付けているモノに惑わされてはいけない、そう思います。

この観点は、わたしがコーチになったから見える視点かもしれません。

理由はいくつかありますが、ここでは説明しきれないので、みなさん自身に考えていただければと思います。

今回の「コーチの選び方」というテーマは深遠なので、また機会があれば記事にしたいと思います。

追記:ちなみに外科医を選ぶ際には、1回の診察では絶対にその外科医の腕は分かり得ません。病院が出しているホームページで判断するのも難しいです。そして本物の名医は、巷で売っている情報誌に載りません。

・・・ではどうすれば良いのでしょうね。

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