Stay with me.
最近、アメリカのテレビドラマである「グレイズアナトミー」を毎日のように観ています。
「グレイズアナトミー」は医療ドラマであり、ヒューマンドラマでもあります。
その中で良く使われるフレーズで、最近お気に入りのものが、「Stay with me.」です。
このフレーズを使っているシーンの多くは、患者が意識を失いかけているときに「しっかりしろ!」という意味で用いています。
日本語で「しっかりしろ!」というのが、英語だと「Stay with me!」となるのは、わたしにはとても興味深く感じます。
逆に言うと、英語の「Stay with me!」を、日本語にするときに「しっかりしろ!」と訳していいのかなと疑問に感じている部分もあります。
「Stay with me.」とは要するに、「意識状態を自分と同じ状態に保ってね」という意味であり、さらには「同じ臨場感空間にいてね」ということだと考えます。
医師が患者に話しかける言葉でもあるかもしれないし、コーチがクライアントに話しかける言葉であるかもしれないし、究極的には人間同士であれば「Stay with me.」の発想はとても大切なのではないかなと思いました。
コーチはクライアントの抽象度やエフィカシーが上がるように導きますが、その場合のイメージはクライアントを引っ張り上げるようなイメージです。つまり、高低差があります。
「Stay with me.」は高低差がないように感じます。
わたしとしては引っ張り上げるイメージだけでなく、コーチとしてのみならず人として「Stay with me.」のイメージはとても重要だと感じています。
目の前の人の抽象度やエフィカシーがどのぐらいの高さであっても、もしくは時間軸のどこにいるとしても、自分がそこに行って「ただ一緒にいる」というのは、簡単なようで誰にでもできることではありません。
わたしはどんな状況であっても、「Stay with me.」と言えるように日々学び続けたいと思います。
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