201705.10

NewZealand-日焼け

Post by 中西千華 2017年5月10日

紫外線は目に見えないので写真には写りませんが、NewZealandの紫外線量にはびっくりしました。

日本ではあまり感じない感覚なのですが、日差しが突き刺さります。

晴れていても曇っていても大差はありません。

比較の仕方がわからないのですが、NewZealandの紫外線量は最高で日本の8倍ぐらいになるようです。

わたしのふだんの紫外線対策について少し書きますが、顔や体に塗る日焼け止めはSPF15ぐらいのものを使います。

SPF15というのは日本だと普段の生活で塗るのにちょうど良い数値かなと思います。

そして、日焼け止めを塗った後のメイクは、マスカラなどのポイントメイクはしますがファンデーションはたいてい塗っていません。

日本だと海などに行くのでなければ、SPF15で十分対応できます。

そしてわたしは、サングラスや日傘は一切使いません。

今回NewZealandについた初日に、突き刺さる日差しに気付いてこれはまずいと感じました。

普段は使わないファンデーションを持って行っていたので、滞在中は日焼け止めの上にファンデーションを塗るようにしました。

ファンデーションにも、日焼け止めの機能があるからです。

いま思えば現地で強力な日焼け止めを買えば良かったのですが、1週間ほどSPF15で通してしまいました。

日本に帰るころには日焼けしてしまい、顔にはシミ予備軍が浮き上がってきている状態になっていました。

シミ予備軍が見えているということは、皮膚が紫外線に反応した防御反応の結果、メラニンを作ってくれているということです。

メラニンを作ってくれるということは皮膚がんにはなりにくいので、感心して「わたしの肌、すごいな!」とは思いましたが、わたしの今の価値観からするとできればシミは作りたくないです。

日本に戻ってすぐに、いつもお世話になっているフェイシャルトリートメントのエステティシャンの方に連絡をしました。

今の肌の状態は、あと一息で元にもどる程度にまで復活しましたが、次にNewZealandに行くときの対策を考えています。

日本にいるときは日焼け止めを塗りなおさなくても大きな問題は起きませんが、NewZealand(やAustralia)では適切に対応しないと危険です。

そして今回、日焼けに関して、日本とNewZealandの文化がかなり異なっているのが興味深く感じられました。

日本だと、日常生活で大した日焼けはしないのに、日傘を差している女性が多くいます。

そして、皮膚がんの予防としてではなく、ただ肌の色を保つためのSPF50という強力な日焼け止めの広告をたくさん見ますし、買う人も多いようです。

わたし個人の見解としては、日本でSPF50を普段使いにするのは、日焼け止め効果による恩恵よりも肌への負担が大きすぎるような気がします。

一方NewZealandだと、日傘を差したりアームカバーをしているのはかっこいいものではないそうです。

実際、サングラスをかけている人はたくさんいましたが、日傘を差している人は見ませんでした。

また、日焼け止めを塗っている人は多いとは思いますが、人前で日焼け止めを塗り直すのは恥ずかしいことのようです。

NewZealandの白色人種の方にとって、程よい綺麗な日焼けをするのがかっこいいのだと耳にしました。

皮膚がんになりにくいけれどメラニンができやすいために過剰な反応をしている黄色人種と、皮膚がんになりやすいバックグラウンドの中で日焼けをしたい白色人種。

文化の話にとどまらず、ひとところにいるとそこから見える光景があって、それがスタンダードだと思いがちになります。

自分から見える光景の外側は、スコトーマ(心理的盲点)になるということですね。

でも、一歩でもそこから出るチャンスがあれば、自分自身のスコトーマを観察することができます。

そのチャンスは、人生にとってのチャンスとなる可能性があると、わたしは思います。

海外に行く必要はなく、ただ、一歩、出てみれば良いだけです。

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