結婚ー②婚活
先日は結婚観について書きました。
今回は婚活についてです。
「婚活」というのは、当然ながら「婚活ビジネス」というビジネスにすぎません。
本気で心から「結婚で女性を幸せにしたい!」と考えながら婚活ビジネスに従事している人がいるとしたら、その熱い気持ちは妄想だと言わざるを得ない気がします。
「結婚式終了までの期間だけ短期間だけ女性を幸せにしたい!」なら理解できるような気がします。
まずは女性の婚活について、婚活コンサルタントの方々が発信している情報を読んでいました。それぞれに対しわたしの考えを記載してみます。
「自然な出会いなど絶対にありません」
➡︎あります。
「婚活にもさまざまな形の「成果」があるのだと思ってください」
➡︎自分のメリットとしての「成果」が欲しいのならば、婚活を介在させる必要はない気がします。
「婚活は、なにより自分磨きのツールだと考えてください」
➡︎同上
「そうやって自分を磨いていけば、それに見合う“ランクアップ”した出会いも生まれます」
➡︎そもそも“ランク”とは何でしょうか。相手の年収や肩書が“ランク”ならば、結婚というものを根本的に勘違いしている可能性があります。
「セミナー受講者の中には、40代半ばで彼氏をゲットした人もいます」
➡︎40代でも50代でも60代でも70代でもそれ以上でも魅力的な人は魅力的で、そういう人たちは自らがやりたい事やすべき事をしています。歳をとると彼氏や彼女ができにくくなるという考え方は、違うような気がします。
「人間的に合わないというのではない限り、男性との関係は“グレー”にしておく、のが鉄則です」
➡︎正直言って、グレーな関係だらけの人間に、たいした魅力はないと思います。
以上、主観的なコメントをつけましたが、コンサルタントの言葉は、まさにビジネスという印象を受けますね。
日本中の人たちが婚活をビジネスとして見ていると良いのですが、婚活をビジネスとしてではなく本気で幸せになるための手段だと思っている人たちがたくさんいる可能性を考えると、危険な感じがします。
男性の婚活についても調べてみたのですが、女性と比較して情報がかなり少ない印象を受けました。
男性の場合は30代後半、40代になって、「なんとなく寂しくて、結婚を考えようかな」と考え始めて、しかも「折角なら20代の可愛い子がいいな」と考えて婚活ビジネスにアクセスしているような印象を受けます。
儒教文化の色濃い日本において、女性と男性では、結婚に対して求めているものが異なるのだろうなと思います。
婚活はさておき、資本主義社会における多くのモノやサービスは、誰かが利益を得るために世に出されたものであり、そのことを常に忘れずに、うまく利用することが必要だと感じます。
そのためには、一つ一つのモノやサービスの「本質」を見ようとする習慣が大切だと思います。
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