過去の手帳
この間の日曜日の午後、不要な書類をシュレッダーにかける作業をしていました。
ふと、「過去の手帳が入った箱」があったな、と思い出し、開けて処分しました。
一番過去のものは、なんと1997年の手帳がありました。19年前です。
われながら、よく保管していたなと思います。
今はスマートフォンを使っているので、スケジュール管理のアプリを使って、忘れてはいけない予定を入力するようにしています。
それまでは毎年手帳を買って、持ち歩いていました。
ふと、ここ1年のどこかで聞いた、親友の言葉を思い出しました。
その親友は手帳も持たないしスケジュールのアプリも使っていないので、「スケジュール管理はどうしてるの?」と聞いたところ、「っていうか、大した予定はないよ。」と言われたことがとても新鮮だったのを覚えています。
全ての手帳を開いて、プライバシーに関わる部分だけシュレッダーにかけて処分したのですが、実際わたしにあまり予定はありませんでした。
例外としては、研修医2年間の手帳に関しては、まずまずスケジュール帳として活用していたかな、という印象です。
それ以外は、19年間、あまり予定はなくて日記のように使っている時期もあり、ただ単に手帳というものが好きだったのだなと思います。
写真は、1997年の手帳に挟んであったものです。
みなさん、これが何かわかりますよね?
ポケットベルのコードが書かれたカードです。
19年ぐらい前の当時、貯金でポケットベルを手に入れて、このカードを大切に持ち歩いていました。
化石のようなものを発見した気分でした。
いまやポケットベルの機能は、PHSを経て、携帯電話、スマートフォンに取って代わられていますね。
19年分の手帳を入れていた「箱」が一つ、空っぽになりました。
空っぽになったその箱の中で、今年の1月に生まれた動物が入って遊んでいました。
‟過去”の代わりに、‟未来”が入るスペースが生まれました。
みなさんにもぜひ、“未来”を入れることのできるスペースを大きくしていただければいいなと思います。
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