受験勉強の重要性
わたしは佐藤優氏の著書が好きで、読むことがあります。
今読んでいる本『君たちが知っておくべきこと』では、佐藤優氏は灘高校の学生と意見交換しています。
28ページの「受験勉強はなぜ必要か」から引用します。最初の部分は早稲田大学の学生に話しかけている言葉です。
「『皆さんが、なんでこのテストを受けて悲惨な結果になるのか、私には説明できる。まず第一に、皆さんは受験勉強が嫌いだったでしょ。模試でいい成績を取れれば、それなりに愉快だったけれども、受験勉強自体はずっと嫌いだったでしょ。』そう言ったら、みんな認めるんです。それは私もよく分かる。受験勉強を好きな人なんかいない。そこで評価されることに意義を認めていただけなんです。それで『第二に、受験勉強には意味がないと思っているでしょ。意味がなくて嫌いなことは、人間は長期記憶することができないんですよ』と。みんな非常に納得していた。だから、ここで皆さん、認識を改めないといけないのは、受験勉強には意味がある、ということですよ。」
ドキッとする文章です。
受験勉強が意味がなくて嫌いだと思っているから、長期記憶できない。逆に言うと、受験勉強に意味があると認識すると、好きになるし長期記憶できるということです。
これはわたし自身のスコトーマに入りかけていた考え方で、受験勉強は、その認識の仕方で意味が変わるということです。
受験勉強には意味がある、ただし、want toのときに、ということになります。
わたしはこれまでさまざまな試験を受験しましたが、受験勉強そのものに、それほど意味を見出してこなかった気がします。よってわたしは、受験勉強の内容で、長期記憶しているものはそれほど多くないです。
わたしは今いろいろなことを勉強しなおしている最中で、それは一生続きますが、もしみなさんがこれから受験勉強をすることがありましたら、「受験勉強には意味がある」という考え方があることを思い出してください。
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