「Smells Like Teen Spirit」
わたしには特定の好きなミュージシャンというのは、今やなくなってしまいました。
以前は好きなミュージシャンがあって、CDもたくさん持っていました。
執着がなくなってしまって、引っ越しの際にCDをほぼ全て中古屋さんに出しました。
最近はiPadを小さなスピーカーにBluetoothでつないで、音楽を聞いています。
自分のスコトーマを外したいというのもあり、ときどき全く知らないミュージシャンの音楽を聞くようにしています。
今日は、有名な方だと思うのですがわたしは存じ上げなかった「青木カレン」さんの音楽を聞いています。青木カレンさんはジャズボーカリストです。
ジャズはどれだけ好きかと聞かれると「普通」で、カバー曲というのはわたしはあまり聞かないです。
カバー曲というのは、原曲が素晴らしいので、原曲を超えることはできないからです。
青木カレンさんのCDの中に、Smells Like Teen Spiritのカバーがありました。
ご存知の方はご存知ですね。
今は亡きカート・コバーンがvoval&guitarをしていた、Nirvanaの曲です。
わたしにとっては、Smells Like Teen Spiritを初めて聴いた時は「なんだこの音楽は」と衝撃を受けましたし、カート・コバーンが突然亡くなったのも衝撃的でした。
詳しくない私が説明するまでもないのですが、Nirvanaはロックの中にグランジという潮流を作りました。
わたしはNirvanaの曲の中でもSmells Like Teen Spiritが大好きです。
原曲であるSmells Like Teen Spiritはロックかつグランジで、青木カレンさんはグランジをジャズでカバーしています。
まさかNirvanaをジャズでカバーする方がいるとは思わなかったので、驚きました。
その結果、全く異なる曲になっています。
ジャズのSmells Like Teen Spiritもかっこいいです。
スコトーマを外して全く異なる曲にしてしまうと、原曲を超える超えないの問題ではなくなるということがよく分かりました。
Smells Like Teen Spiritは、原曲と同じようなロックでカバーしようとすると、どうしようもなく色褪せるだろう、そんな名曲です。
懐かしさとともに新しさを感じています。
スコトーマ祭ー③海外テレビドラマ
わたしがよく観るテレビドラマは、今は「グレイズアナトミー」です。
「グレイズアナトミー」はシアトルの病院のERが舞台になっていて、出演されている方々がとても魅力的です。
わたしにとっては見やすいドラマなので、英語の勉強にもなりますし、自分のスコトーマを外すのが楽しいという側面もあります。
スコトーマを意識しなくても楽しいのですが、スコトーマを探すようにすると、より楽しくなります。
例えば、そもそもシアトルの病院なので、米国型の医療をしています。
米国型の医療は、米国型の医療が身近にある日本人にとっては違和感がないのだと思います。
すでにその時点でスコトーマがあるので、米国以外の医療はどんなものなのだろう、と、わたしにはとても興味がわきます。
わたしは世界中の医療に興味があります。
また、細かいところで言うと、わたしの専門は麻酔であってERではないのですが、業務をするときに「マスク」を外していることはまずないです。
業務中にマスクをしていない時間はほぼないのではないか、というぐらいずっとマスクをしています。
グレイズアナトミーでは、テレビドラマの演出上、俳優さんたちの顔を隠すわけにいかないので、手術室以外ではあまりマスクをしていません。
このことに長らく気付かなかったので、気付いたときはちょっと嬉しかったです。
マスクは、米国のCDCから提唱されて日本に入ってきたもので、「スタンダードプリコーション」と呼ばれる標準予防策の中の一つです。
米国で提唱されたものなので、グレイズアナトミーでマスクをしていないのは演出上以外には考えにくいのかなと感じました。
こんな風に、テレビドラマひとつとっても、楽しみ方やトレーニングの仕方がいくつかあります。
みなさんにも、テレビドラマや映画を観るときに、いろいろな見方や楽しみ方を見つけていただければいいなと思います。
90歳の女性
昨日バスに乗りました。
扉が閉まって発車しようとしたバスが止まり、再度扉が開きました。
お一人のご年配の方が乗ってこられようとしました。
わたしはたまたま扉の近くに座っていました。
その方の身長はおそらく140cm台前半で体重は40kg弱ぐらい、バスのステップの高さがあったため、持ち手を掴んで脚をスプリングのように勢いをつけて乗ってこられました。
わたしは驚いて反射的に力を貸そうとしたのですが、その方は「大丈夫!大丈夫!わたし、90歳なの!」と快活に仰られました。
わたしはその方が発しているエネルギーに、なんだかワクワクして嬉しくなりました。
ニューバランスのスニーカー、靴下はハートの模様で、かわいらしい服装を着ていらっしゃいました。
ついつい、「この方から見えているこの世界はどのようなものなのだろう」としばらく考えてしまいました。
100人いれば100人の世界の見方があるので、わたしはそれを見てみたいと考える習慣があります。
見ようとしたところで、結局は自分自身の見方になるのですが、とにかく想像してみることが多いです。
話がそれましたが、健康に長生きされる方には、“なにか”がある気がします。
麻酔の仕事をしていて、最近そのことをよく考えます。
90歳以上の方の中に、見た目が若く見えるだけでなく、実際に血管が柔軟で身体の組織が若い印象を受ける方がいらっしゃいます。
血管の柔軟性は、麻酔をかけたときの血圧などの反応でわかることがあります。
若い状態を維持するには、“なにか”理由があるはずで、食べ物やサプリメントなどの次元ではないものが、実際に身体に影響しているように見えます。
このことについてはたびたび考えていて明確な答えは出ていないのですが、答えは意外とシンプルなのかもしれません。
次のゴールへ
コーチングを受けてゴールを持つ習慣ができると、生きるということがより楽しく、より生き易くなります。
ゴールを持つとすべきことが見えるので、迷いが少なくなるからだと思われます。
ゴールを持つ際のポイントとして、現時点のゴールの先にあるものを、常に意識に上げることがとても大切です。
次のゴールを決める必要はなく、「その先があるんだ」という感覚を持つことが、わたしたちの生きる力をより強くする気がします。
わたし自身のゴールに関して書くと、わたしには抽象度の高いゴールがあって、その手前にはそのゴールのためにすべきことがどんどんと出てくるという状況です。
ゴールの抽象度が高いので、その先を考えたとき、わたしの場合は、次の世代の方々にバトンタッチして引き継いでいただく必要があるのかもしれないなと感じることがあります。
バトンタッチが必要だとしても、ゴールのその先、は常にあります。
続 ロボット掃除機
最近引っ越しをし、ロボット掃除機を毎日のように使っていて発見がありました。
以前にもロボット掃除機について記事を書いたことがあります。
確か「ロボット掃除機の動きが、ホメオスタシスと同じような動きをしている」という内容の記事だったと思います。
今回は違う角度から記事を書きます。
前の住まいでは、玄関框の高さがまずまずの高さがあったため、ロボット掃除機が端まで行くと半分落ちた状態でエラー音が鳴りました。
そのたびにロボット掃除機を救出に行っていました。
引っ越した今の住まいは、どうやら以前の住まいよりも玄関框が低いようで、ロボット掃除機が落ちかけてエラー音を発するときと、上手く降りる時ときの2パターンがあります。
上手く降りてしまった場合はどうなるか想像できますでしょうか・・・。
ロボット掃除機は、わたしたちのように抽象度を上げたりスコトーマを外したりしないので、「あれ?なんだかおかしいぞ?」と段差を上がるということはできません。
結果として、電池がなくなるまで永遠と、玄関の狭いところを掃除し続けます。
この様子を見て思ったのが、わたしたちはふとした瞬間にエフィカシーが下がったり、スコトーマに気付けなくなったりということがたびたび起こり得ます。
その状態から脱出できるのが、わたしたち人間の力なのかなと思います。
脱出するときには一人でがんばる必要はなくて、助け合いながら脱出すれば良いと思います。
必要であれば、コーチが助けます。
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