「Smells Like Teen Spirit」
わたしには特定の好きなミュージシャンというのは、今やなくなってしまいました。
以前は好きなミュージシャンがあって、CDもたくさん持っていました。
執着がなくなってしまって、引っ越しの際にCDをほぼ全て中古屋さんに出しました。
最近はiPadを小さなスピーカーにBluetoothでつないで、音楽を聞いています。
自分のスコトーマを外したいというのもあり、ときどき全く知らないミュージシャンの音楽を聞くようにしています。
今日は、有名な方だと思うのですがわたしは存じ上げなかった「青木カレン」さんの音楽を聞いています。青木カレンさんはジャズボーカリストです。
ジャズはどれだけ好きかと聞かれると「普通」で、カバー曲というのはわたしはあまり聞かないです。
カバー曲というのは、原曲が素晴らしいので、原曲を超えることはできないからです。
青木カレンさんのCDの中に、Smells Like Teen Spiritのカバーがありました。
ご存知の方はご存知ですね。
今は亡きカート・コバーンがvoval&guitarをしていた、Nirvanaの曲です。
わたしにとっては、Smells Like Teen Spiritを初めて聴いた時は「なんだこの音楽は」と衝撃を受けましたし、カート・コバーンが突然亡くなったのも衝撃的でした。
詳しくない私が説明するまでもないのですが、Nirvanaはロックの中にグランジという潮流を作りました。
わたしはNirvanaの曲の中でもSmells Like Teen Spiritが大好きです。
原曲であるSmells Like Teen Spiritはロックかつグランジで、青木カレンさんはグランジをジャズでカバーしています。
まさかNirvanaをジャズでカバーする方がいるとは思わなかったので、驚きました。
その結果、全く異なる曲になっています。
ジャズのSmells Like Teen Spiritもかっこいいです。
スコトーマを外して全く異なる曲にしてしまうと、原曲を超える超えないの問題ではなくなるということがよく分かりました。
Smells Like Teen Spiritは、原曲と同じようなロックでカバーしようとすると、どうしようもなく色褪せるだろう、そんな名曲です。
懐かしさとともに新しさを感じています。
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