お金を目標とすること
写真はニュージーランドに行ったときにスーパーマーケットで撮ったものです。
水が2本で、NZ$4と、スーパーマーケットなので安いです。
NZ$4は日本円で320円ぐらいです。
値下げされてこの価格です。
日本にいる感覚で見ると高く感じるので、わたしは滞在中一度もペットボトル飲料を買うことはありませんでした。
水もソフトドリンクも、ペットボトル飲料の値段はあまり変わらなくて、だいたい1本600mlぐらいでNZ$4前後です。
それほど大きくないペットボトル飲料が、1本300円以上で売られているのは違和感がありますよね。
ペットボトル飲料が高く設定されている理由はいくつかあるはずで、思いついた2点を挙げてみます。
わたしの考えにすぎませんが、ひとつはニュージーランドが生態系維持にとても厳しい国ですので、飲み物が高いのではなく、ペットボトルのボトルそのものに高い値段を付けているのではないかなと考えています。
もう一つは、ペットボトル飲料の生産ラインが限られているか、何かの理由で生産においてお金がかかるのではないかと推測しています。
では、次の写真を見てみましょう。
チーズ売り場です。
写真はチーズ売り場のほんの一部で、棚一面に本当にいろいろな種類のチーズが売られています。
ニュージーランドには羊がたくさんいて、乳製品は日本によりもはるかに身近なところにあるように感じます。
チーズの値段がペットボトル飲料の値段と、さほど変わりません。
面白いですよね。
ニュージーランドを見るだけでもこんなに日本と物価が違うので、地球全体を考えると、その場所ごとにお金の価値が大きく変動します。
ペットボトル飲料の価値が違うのではなく、それに付けられるお金の価値が違う、それだけです。
この記事でもっとも言いたいことを書きます。
価値の変動するものをゴールにするのはリスキーである。
よってバランスホイールに収入のゴールを設定する場合にも、「お金の価値は変動し、ときに価値はゼロになる」可能性を常に頭に入れておくほうが良い。
そう思います。
お茶会やセミナーで、収入の数値の設定について話すことはありますが、上記のことも話します。
また、収入源を複数持つ方が良い、という文脈をあちらこちらで読むことがありますが、わたしはその必要はないと思います。
職業が複数になるのはwant toで行動した結果の“結果論”であり、「もしものときのために」収入源をいくつか持つ必要はありません。
そもそも、お金の価値がゼロになる可能性がある時点で、収入源を複数持つことは何のリスク分散にもなり得ません。
なにも、問題ありません。
価値の変動するものに、よくわからないまま左右されたり執着する必要はないように感じます。
わたしたちは人間で、生きている時間は限られています。
このことを忘れてはいけないと思います。
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