201703.20

眺めの良いエスカレーター

Post by 中西千華 2017年3月20日

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ときどき使う駅に、外の景色が良く見えるエスカレーターがあります。

その駅の改札は3階なので、いつも地上に降りるエスカレーターを使います。

写真はそのエスカレーターです。

左側は壁で、右側には景色が見ることができます。

不思議に感じていたことがあるので記事に書こうと思いました。

このエスカレーターのステップ幅は二人用なのですが、なぜかいつも異常に狭く感じます。

なぜこうも狭く感じるのだろうと思い、二人用のエスカレーターの幅について少し調べました。

二人用に関して言うと、手すり等を入れた全体幅は、メーカーや型により多少変わるようですが、実際に歩行するステップ部分の幅はどのエスカレーターもほとんど変わらないようです。

同じステップ幅のエスカレーターでも、屋内だと違和感がないのに、屋外になると狭く感じる。

このエスカレーターの設置場所は、屋外は屋外でも、見晴らしが良くてとても気持ちが良いところに設置されています。

なぜだろうと考えているうちにふと、エスカレーターに乗るときの自分の視線が異なることに気付きました。

このエスカレーターに乗るとき、わたしは、気持ちが良いので空を眺めたり遠くの景色を見たりしています。

「ゴール設定をしたときに、見える景色に似ているかもしれない」そう思いました。

コーチングでは、ゴール設定をします。

そして基本原則として、ゴールは、“現状の外側”に設定します。

“現状の外側”のゴールというのは、たった今達成できるものでもなければ、現状のまま未来を迎えた場合も達成し得ないもの、を指します。

“現状の外側”にゴールを設定して、ゴール側の臨場感を上げていくにつれ、“現状”は窮屈なものになっていきます。

コンフォートゾーンが変わるからですね。

エスカレーターが窮屈に感じた感覚は、見える景色があまりに気持ち良くて、現状を飛び出したくなる感覚によく似ているような気がしました。

「わたしったら、なんて狭いところにいるのだろう。宇宙は果てしなく広いのに。」

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過去への執着をやめて、わたしたち自身が本当に心から欲するものを直視しようとする。

そうすることで初めて、わたしたち自身の力で立ち上がり、本当の人生を歩むスタートラインに立つことができるのかなと思います。

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