201608.30

過去の手帳

Post by 中西千華 2016年8月30日

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この間の日曜日の午後、不要な書類をシュレッダーにかける作業をしていました。

ふと、「過去の手帳が入った箱」があったな、と思い出し、開けて処分しました。

一番過去のものは、なんと1997年の手帳がありました。19年前です。

われながら、よく保管していたなと思います。

今はスマートフォンを使っているので、スケジュール管理のアプリを使って、忘れてはいけない予定を入力するようにしています。

それまでは毎年手帳を買って、持ち歩いていました。

ふと、ここ1年のどこかで聞いた、親友の言葉を思い出しました。

その親友は手帳も持たないしスケジュールのアプリも使っていないので、「スケジュール管理はどうしてるの?」と聞いたところ、「っていうか、大した予定はないよ。」と言われたことがとても新鮮だったのを覚えています。

全ての手帳を開いて、プライバシーに関わる部分だけシュレッダーにかけて処分したのですが、実際わたしにあまり予定はありませんでした。

例外としては、研修医2年間の手帳に関しては、まずまずスケジュール帳として活用していたかな、という印象です。

それ以外は、19年間、あまり予定はなくて日記のように使っている時期もあり、ただ単に手帳というものが好きだったのだなと思います。

写真は、1997年の手帳に挟んであったものです。

みなさん、これが何かわかりますよね?

ポケットベルのコードが書かれたカードです。

19年ぐらい前の当時、貯金でポケットベルを手に入れて、このカードを大切に持ち歩いていました。

化石のようなものを発見した気分でした。

いまやポケットベルの機能は、PHSを経て、携帯電話、スマートフォンに取って代わられていますね。

19年分の手帳を入れていた「箱」が一つ、空っぽになりました。

空っぽになったその箱の中で、今年の1月に生まれた動物が入って遊んでいました。

‟過去”の代わりに、‟未来”が入るスペースが生まれました。

みなさんにもぜひ、“未来”を入れることのできるスペースを大きくしていただければいいなと思います。

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