201605.23
物理的世界の限界を認識する
Post by 中西千華 2016年5月23日
全てのモノには限界があります。
なぜならば、モノは物理空間の存在だからです。
例えば、人間の様々な感覚のうち、聴覚と視覚の限界について考えます。
聴覚は、年齢差などはあるものの、人間が生活するのにちょうど良い範囲の周波数の音が聞こえるようになっています。
より広範囲の周波数の音、生きるうえで必要ない周波数まで聞こえると、人間は生活に支障をきたします。
視覚は、光が目の奥の網膜に当たることで、電気刺激に変換され、脳に伝わります。
そもそも、視野が限られている時点で限界があり、色を感じる細胞の種類にも限界があり、電気刺激が脳に伝わる経路にも個人差がある可能性があります。
また、脳が視覚を認識したとしても、人によって認識の仕方が異なる可能性があります。
そう考えていくと、人間の感覚は、人間が生きやすいように限界がたくさん設けられています。
次に言葉の限界について。
人間は、何か人に伝えたいときに、自分が知っている言葉、世の中に存在している言葉から選んで伝えます。
この世に存在していない言葉は使うことができないので、限界が発生します。
そして言葉で伝えたとしても、聞き間違いがあったり、相手のとらえ方が千差万別のことは度々あります。
ただし、言葉は、限界をもっていながら、とても大切なものです。
言葉を使うときは、慎重に、大切に、使ってください。
言葉は、マインドに大きな影響を与えます。
reader読者登録
ブログ購読をご希望の方はこちらからご登録ください。