「ハウルの動く城」パート2-ハウルの違い
以前にも、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」についての記事を書きました。
その時には、ソフィーの「心って重いの」という言葉について書きました。
今回はハウルに注目して書こうと思います。
わたしには、初めて「ハウルの動く城」を観たときから、それぞれのシーンごとにハウルが微妙に違うのが不思議でした。
髪や目の色はもちろんですが、身体の大きさも違って、全く別人のように描かれているように見えます。
魔法使いだから髪の色などを自ら変えている、と言ってしまうとそれまでなのですが、それだけではない何かを感じます。
当初は、いくら魔法使いでも…と、単純に疑問に感じていました。
苫米地英人博士の著書の中に「あなたも『あなた』という情報場の写像」という言葉があります。
これがまさにしっくりきます。
ハウルは、そのシーンごとの「ハウル」という情報が物理空間に現れたもの、と考えると分かりやすいかと思います。
そのシーンごとに、宮崎駿監督がハウルによって現したい情報が違っており、結果的にハウルが全く違って描かれているのだと感じました。
そう考えると、わたしたちはわたしたち自身の写像(物理的な存在)を変えることが可能です。
写像を変えるというよりも、マインド(脳=心)、ブリーフ(belief)が変われば写像も必然的に変わるのだと思います。
やり方は?となるとここでは説明しきれないので、またの機会にお伝えできればと思います。
「ODYSSEY」
映画「ODYSSEY」を観ました。
Ridley Scott監督、Matt Damon主演の映画です。
簡単に説明するのは難しいのですが、火星に一人取り残されたMark Watneyが孤独の中どのように生き、地球の人間とMark Watneyの仲間がさまざまな判断をしながらどのように彼を救出するか、描かれた映画です。
宇宙を舞台にする映画はたくさんありますが、宇宙から地球を見たり、地球から宇宙を見たり、さまざまな視点の置き方があります。
ODYSSEYでは宇宙からの視点が多い印象を受け、地球が国境を超えて一つになっているように見えました。
Mark Watneyが帰還したのち、Candidate Programの生徒に講義をします。
その時のセリフが印象に残ったので、書きます。
英語で表記しないとどうしても伝わらない部分があるのですが、英語を確実に聞き取ることができなかったために日本語訳を書きます。
「まず始めるんだ。問題を1つ解決したら次の問題に取り組む。そうして解決していけば帰れる。」
「You just begin.」という力強い言葉から始まるこのセリフは、宇宙空間でのproblemに対してのみならず人生における問題のsolutionにおいても同じことだと感じました。
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