201607.28

ホメオスタシスの同調

Post by 中西千華 2016年7月28日

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医師が自らの専門分野である疾患に、皮肉にも罹患する話を聞いたことが、何回かあります。

特別なことを考えなくても、確率論的に、十分起こりうることです。

今日考えていたのは、確率論で起きうる以上に、何かあるのではないかということです。

今日は苫米地英人博士の「洗脳護身術」を読んでいました。

その中の一文に、「ホメオスタシスが同調していれば、相手の病が自分に移行してくるのが普通だ。」というものがあります。

日本では医師はある専門分野をもっています。開業医の医師はさまざまな病気に対応しますが、通常はもともとの専門分野をお持ちです。

ある専門分野をもつということは、ある分野の疾患をもつ患者さんに毎日接することです。

患者さんと医師の間には、通常ラポールが築かれ、信頼関係ができます。

それが強い信頼関係で毎日のように接している場合、同調という現象が起こりうると考えます。

同調とは、例えば、女性二人が長い時間一緒にいると、整理周期が同じになってきます。

これはわたしも経験したことがありますし、女性の方は経験されたことがあるかもしれません。

その他、一緒に暮らしていると、心拍数や呼吸回数なども近いものになる、と書かれており、こういった現象を同調と呼びます。

患者さんと医師の間が密に接することで同調が起きた場合、疾患の情報が医師の情報空間へと流れてくる可能性があると考えます。

もしかしたら良い医師であればあるほど、同調することが多くなり、情報が流れこむ可能性が高まるかもしれません。

その結果として、自らの専門分野の疾患に罹患する、ということが起きるのかなと考えていました。

あまりコーチングとは関係のない話になってしまいましたが、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という単語は、コーチングでよく用いる言葉です。

ホメオスタシスが如何に強力な力を持っているか、少しお伝えできるかなと思いました。

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