201708.01

健康な超高齢者

Post by 中西千華 2017年8月1日

毎日患者さんに麻酔をかけさせていただいていると、患者さんごとに“実年齢”と“身体の若々しさ”のバランスが異なるのが分かります。

若いのに身体の老化が進んでいるように感じられる方。

逆に、超高齢にも関わらず、認知症もなく身体が若く感じられる方。

明らかに差があるので、とても興味深いです。

90歳代の方や100歳を超えた方の麻酔を担当することがあり、びっくりするぐらい若々しい方が、ときどきいらっしゃいます。

そういうとき、ついつい、たくさん質問をしてしまいます。

生活スタイルのことや、食事のこと、運動のこと。

なんとなく感じているのは、超高齢で若々しい方はあまり医者にかかっていません。

あまり医者にかかっていないので、わたしがお会いできる機会はほぼない、ということになります。

でも、わたしが担当させていただくということは、その方が麻酔科医が必要な(局所麻酔では手術できない)手術を受けるということです。

考えやすい流れとしては、たまたま、骨折してしまって病院にかからざるを得なくなった。

そこで手術を受けることになり、手術室で偶然お会いできた、という流れが考えやすいと思います。

統計をとっているわけではなく、日々なんとなく感じていることなので、読み流していただけると嬉しいです。

おそらく…、医者にかからずにいるから、健康に長生きできるというわけではありません。

医者とあまり関係なくなるのは結果です。

あらゆるバランスが絶妙なベストバランスを保ち続けた結果、超高齢かつ若々しい状態を生みだすのかなと考えています。

コーチングに関連させて「ゴールが…」とか、「バランスホイールが…」とか、言いたいところですが、今回は違います。

さきほど“あらゆるバランス”と表現を濁しました。

思うに、コーチングでいうバランスホイールを超越したバランスです。

含まれる要素を自分の中で考えていますが、書ききれないので、ここはみなさんにお任せします。

おそらく、この“あらゆるバランス”がkeyなのかなと思います。

ややこしいようで、実は、とてもとても、シンプルなのかもしれません。

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