健康な超高齢者
毎日患者さんに麻酔をかけさせていただいていると、患者さんごとに“実年齢”と“身体の若々しさ”のバランスが異なるのが分かります。
若いのに身体の老化が進んでいるように感じられる方。
逆に、超高齢にも関わらず、認知症もなく身体が若く感じられる方。
明らかに差があるので、とても興味深いです。
90歳代の方や100歳を超えた方の麻酔を担当することがあり、びっくりするぐらい若々しい方が、ときどきいらっしゃいます。
そういうとき、ついつい、たくさん質問をしてしまいます。
生活スタイルのことや、食事のこと、運動のこと。
なんとなく感じているのは、超高齢で若々しい方はあまり医者にかかっていません。
あまり医者にかかっていないので、わたしがお会いできる機会はほぼない、ということになります。
でも、わたしが担当させていただくということは、その方が麻酔科医が必要な(局所麻酔では手術できない)手術を受けるということです。
考えやすい流れとしては、たまたま、骨折してしまって病院にかからざるを得なくなった。
そこで手術を受けることになり、手術室で偶然お会いできた、という流れが考えやすいと思います。
統計をとっているわけではなく、日々なんとなく感じていることなので、読み流していただけると嬉しいです。
おそらく…、医者にかからずにいるから、健康に長生きできるというわけではありません。
医者とあまり関係なくなるのは結果です。
あらゆるバランスが絶妙なベストバランスを保ち続けた結果、超高齢かつ若々しい状態を生みだすのかなと考えています。
コーチングに関連させて「ゴールが…」とか、「バランスホイールが…」とか、言いたいところですが、今回は違います。
さきほど“あらゆるバランス”と表現を濁しました。
思うに、コーチングでいうバランスホイールを超越したバランスです。
含まれる要素を自分の中で考えていますが、書ききれないので、ここはみなさんにお任せします。
おそらく、この“あらゆるバランス”がkeyなのかなと思います。
ややこしいようで、実は、とてもとても、シンプルなのかもしれません。
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