201607.25
シャトルバス
Post by 中西千華 2016年7月25日
今日は仕事の帰りにシャトルバスに乗りました。
病院は、立地によって、最寄駅からシャトルバスが出ているところがあります。
みなさんの職場でも、もしかしたら会社所有のバスが会社と駅を往復しているところがあるかもしれません。
帰り際にたまたまシャトルバスが止まっているのが目に入り、小走りにバスまで行き、出発直前に乗りました。
座ってすぐにバスが動き始め、ふと行き先を確認しなかったことに気付きました。
確認しなかっというより、わたしの行きたい駅に行くような気がしてしまっていました。
バスのステップの横あたりに行き先が掲示されているので、普通は、バスに乗る時に目に入ります。
でも、わたしはバスのステップに集中していたので、「見ていたのに見ていなかった」ことに気付きました。
そして案の定、行きたかった駅には行かず、初めて使う駅から電車に乗ることになりました。
そうです、スコトーマ(心理的盲点)の説明ですね。
何かに集中していると、それ以外のものは、見ていても意識に上がってこなくなります。
何かが見えなくなっている状態を、スコトーマがある、スコトーマに隠れている、などというふうに表現します。
視覚に限らず、どんな感覚でも、情報空間のことでも、スコトーマという言葉を使います。
コーチの役割として、みなさんの「スコトーマを外す」ということも大切な役割です。
ゴールに向かう際に、重要なものがスコトーマに存在していることがあります。
その重要なものを見えるようにするために、コーチはみなさんの視野を広げます。
reader読者登録
ブログ購読をご希望の方はこちらからご登録ください。