201607.20

変性意識

Post by 中西千華 2016年7月20日


コーチングではあまり説明をしないのですが、変性意識について説明します。

英語では「Altered States of Consciousness」です。

Statesがついているので、正確には変性意識状態、です。

どういう状態かというと、リアリティを感じている世界が、物理的な現実世界ではなく、情報的な仮想世界にある状態を指します。

浅い変性意識から深い変性意識まで、深さはさまざまかと思います。

ほんの少しでも、物理的現実世界ではない世界に臨場感を感じたら、定義上は変性意識状態です。

つまり…、何か少しでも考えた時点で変性意識状態ということになります。

思考は情報空間のものだからです。

ですので、変性意識を何か特別なものと考えている方はたくさんいらっしゃるかもしれませんが、実は、わたしたちの通常の状態は定義上、変性意識状態です。

リアリティの感じる世界が、物理的な現実世界から情報的な仮想世界、この2つのバランスの中で、わたしたちは存在しています。

ちなみに、リアリティ=臨場感、ですね。

また、深い変性意識のことをトランス状態と呼びますが、これは仮想世界のリアリティがとても高い状態で、例えば映画を観て泣いたり笑ったり、怖くなったりしている状態がまさにトランス状態です。

トランス状態と聞くと少し怖い感じもするかもしれませんが、わたしたち人間は、物理的な存在であると同時に情報的な存在でもあるので、トランス状態はよく起きています。

言いたいことは、変性意識は特別なものではない、ということです。

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