201606.18

ラポールの大切さ

Post by 中西千華 2016年6月18日
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コーチングでは「ラポール」をとても大切にします。

ラポール、とは簡単に言うと信頼関係ですが、単なる信頼関係ではありません。

意識できる信頼関係よりも、心のもっと深くにある、結びつきのことを指します。

 

基本的に、医師と患者の間ではラポールが築かれます。

もし、ラポールが築かれなかった場合は、どんなに良い治療をしても、治療効果が格段に下がると思われます。

わたしは専門の特性上、患者さんとラポールを築く時間があまりありません。

患者さんに麻酔の説明をしますが、基本的に1回ですし、それほど長時間にわたることはあまりありません。

 

麻酔科医になって数年たってから、この短時間の間に患者さんから信頼してもらうことがすごく大切であることに気付きました。

麻酔科医になって数年間は、麻酔の手技を身に付けるのに精いっぱいだったように思います。

そして、患者さんに瞬間的に信頼してもらうにはどうしたらいいのだろう、と模索しました。

その後、かなり前にはなりますが、「瞬間で、信頼関係が決まる」ということに気づきました。

 

どのようにして、というところはここで多くは語りませんが、

「目の前にいる患者さんを本気で守ろう」と決意し、しかも、瞬間的に心を全開に開きます。

これはコーチングでも酷似しています。

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